2019年5月28日火曜日

18世紀フランス 彩色された 白いお花のレリーフ皿 直径28.8㎝

実に4年ぶりにご紹介できる事になりました、お花の白いレリーフ皿に彩色が施された大変珍しい18世紀のプレートになります。

前回のものはこちらでした↓
https://antiquegalerieideco.blogspot.com/2015/04/1826.html



今回のものはこちら♪

白いお花のレリーフの上から、彩色が施されその上にガラスのような透明な釉薬が掛かったものになります。

彩色が擦れて薄れることなく長く楽しんでいただけるプレートです。





こうしてお色が付いていると、どんなレリーフなのかがはっきり分かりますね。







花形リムもまた素敵です💕






4面ご覧くださいませ。

詳細はまたそのあと記載します♪





ちょろちょろっと、面白いもの見えてますね。(笑)






お花のレリーフから外れたところにも葉っぱ柄の彩色が施されている箇所が、何か所か見られます。











フチの左上の方に小さな白い点が見えています。
これは塗料のようなものがくっついたのではないかと思いますが、剥がそうと思えばおそらく剥がせます。

壁に飾られていたとしたら、壁のペンキを塗りなおす際に着いてしまったものかな?と想像いたします。





素地にムラの見られるような箇所や製造工程でできてしまったキズなどを隠すように、葉っぱの柄で色が付けられております。

これ、とても興味深い技法で、不具合部分をそのままにせず、当時としては丁寧に仕上げられたのだなと思います。






可愛いですね。
















表面には釉薬を乾かす際にできた3点の窯キズ。






使われたことがあるのだろうか?

と、

思うくらいに表面が綺麗です。







透明釉薬の下に着いてしまった指紋の跡が見えます。

職人さんの指紋でしょうね。(笑)





はじめ洗ったら落ちるかと思って、ちょっと擦ってみたりしたのですが、落ちませんでした。
それで釉薬の下にあるのではないかと、思う訳です。








貫入。







サイドから。







別角度から。







裏です。






フチ裏の釉薬のムラ。






裏に見られる窯キズ。







裏の窯キズや貫入。





素地や釉薬のムラなどが裏に見られます。







裏にははっきり見える透明釉薬のムラがあります。

写真では分かりにくいのですが、特に気にするところでもないとは思いますが、記載しておきます。







分かりますでしょうかね、釉薬のトーンが均一ではないのが。






艶もよろしく、大変素敵なプレートです。

直径28.8㎝程の珍しい大きめのプレートです。






年代はポントシューのお花のレリーフの影響が見られる1760-1790年。

ロレーヌ地方の窯のようです。

おそらくリュネビル窯ではないでしょうか。






大変珍しい、美しいお品です💕







☆☆☆




以上のお品ものは6月上旬にグルニエイデコのオンラインショップでお目にかかれます。

グルニエイデコのオンラインショップ
http://ideco.ocnk.net/product-group/58


オーナー☆イデコ(*^^*)