2020年5月26日火曜日

南仏のバルボティーヌ APT アプトとVallauris ヴァロリス

次回更新予定のお品ものです。

バルボティーヌというと可愛いいお皿とかが思いつくのですが、私の場合。

南仏のバルボティーヌは可愛いというより独特な雰囲気です。

とっても。

19世紀終わり~20世紀初め頃のお品です。


雰囲気が。。。

普通ではありません。(笑)





月(左)と太陽(右)

対照的な二人は、まるでどこかの夫婦のよう。





月から。

中央の顔の周りには輝く光が表現されており、4か所に星、こうもり、寝ている鳥、フクロウが飾られています。

そしてお月様の顔はなんだか悲しいのか憂鬱なのか、とにかく暗い顔です。(笑)





しかもお顔にスレがあって、悲しい顔に合っているというか。。。



口が歪んでいます。(;´∀`)

あはは~。。。









フクロウ



鳥は頭をうずめて寝ています。




そしてこうもり




お顔のアップ



「鼻が擦れちゃって、悲しい😢」っぽい顔に見えますね。(笑)

髪の毛、真ん中で分けていらっしゃるんですね♪

お月さんの方はこのスレと裏に見られる貫通していないライン以外は大変良い状態です。




お次はギラギラの太陽さん。



お色が少し濃い目で、4か所の飾りも色がついて華やかですね♪



ニコニコってしています。





燕かな?



蜂が2匹。




葡萄ですねきっと。






蝶々。




「俺様のおかげで作物が育ち、動物も喜んでいる」
的な。


俺様っぽいお顔でございます。




太陽の方は美品です。

ギラギラですね。




前髪が素敵です。

そして入った貫入がまたいい感じに、怖さを増しています。




歯もあるんですよ♪



太陽は良い状態です。
ですが、UP後のオンラインショップでお確かめくださいませ。
抜けているオーナーですので、詳細はオンラインショップでご覧ください。

オンラインショップも抜けていることがあるみたいですが、気になります方はどうぞご質問くださいませ。




4か所の飾りに色が付いているタイプと付いていないタイプとあるようです。

今回はたまたま月は単色で、太陽は多色になっています。

アプト陶器のガイド本にもこのお皿と同じ写真があって、南仏の美術館に展示されていると書いてありました。
また、南仏の蚤の市でもアンティークディーラーが、これは南仏のアプトのものだと言っています。

でも、パリのGeorges Dreyfusの刻印が入っている同じお皿を見たことがあります。

アプトなのかドレイフュスなのかは刻印で見るしかないと思います。
多少厚みが違うような気がします。

今回の場合、月がアプト、太陽がドレイフュスなどでもあり得るかなと思います。
今回は両方とも刻印はありません。

いずれにしても両方とも市場では高価なお値段が付いているものです。



そして、次は可愛いバルボティーヌ。



今までにもご紹介した事はありますが、やっぱり可愛い。

そして、不思議なことに不器用な作りなのに、とっても絵になる。

ヴァロリス窯のマシエファミリーのお品になります。



#1
こちらの方が少しお色が濃い目です。







スプレータイプで彩色された部分が不器用にも見えますが、そこが魅力。
おおらかな南仏の雰囲気を感じます。



可愛いですね♪




#2
こちらの方が多少お色が薄く優しい雰囲気です。










いずれも大きなヒビもカケもなく良い状態です♪

いずれも刻印はありません。



いろいろ並べてみました♪

バルボティーヌがこんなに可愛いなんて、思ってもみなかったというお声沢山聴いております。

イデコが広めたに違いない、と勝手に思っておりますが爆
バルボティーヌ、可愛いんですよ♪

セレクトも大事ですけど。

やっぱり可愛いバルボティーヌです。

以上のお品ものたちは、間もなくグルニエイデコのオンラインショップでお目にかかれます♪
只今更新準備中です。

更新日時の載ったメルマガお送りさせていただきました。

もし届いていないという方がいらっしゃいましたらお気軽にお問い合わせください。


グルニエイデコのオンラインショップ

オーナー☆イデコ(*^^*)

2020年5月20日水曜日

18世紀イギリスアンティーク Creamware クリームウェア レースリムの小さなオーバル皿

美しいレリーフとレースのような透かしリムが素敵なお品になります。

18世紀イギリスの貴重なアンティークです。

お直し跡が見られます。
18世紀のものであること自体がそうですが、実用には向きません。

実用をお考えの方は20世紀戦後のものをお買い求めくださいね♪

コレクションとして大切にしてくださる方へ。。。



カットワークだけではなく、レリーフだけでもなく、両方の装飾が施されている美しいプレートです。

サイズは、21.7x18.2㎝ 高さ3㎝前後。



 リムのフォルムも美しいですね。





ハートのようなカットや、





植物レリーフが本当に素敵です。




4分割でご覧いただいて詳細はこの後に。








中央です。

リムが繊細なのでダメージが見られますが、中央部分は艶も良く古物としては綺麗です。



少し色が濃い目になっているのお分かりになりますでしょうか。

実際の目で見ると濃い目でマットになっている部分は、お直しされた部分になります。

ペイントの下におそらくヒビやチップなどがあると思われます。
 でも、この修理の仕方は昔の専門家の方によるものだと思いますが(価値のある古い陶器でよくみられる修理法ですので、、、)、ペイントは実際のヒビやチップより広範囲でペイントされています。

もし、ペイントをペンキ剥がしなどで剥がせば、もっと目立たないかもしれません。
ペイントを剥がして金継というのもいいかもしれません。
(金継がお嫌でなければ!)



上の写真と同じですが、上のが分かりにくいので少し明度を落とした写真です。
でも、やっぱり分かりにくいでしょうか。。。
 



艶のない部分がお直し跡です。

塗装部分を剥がしたらもっと綺麗になるかもしれませんね。



上の写真とは別の場所にもお直し跡。




ペイントの下にはフチにチップがあるようですね。




ペイント剥がされる場合は、換気の良い所で試してみてくださいね。




ちょっと凸凹しているのはペイントがダマになっているのだと思いますので、剥がしたほうがよさそうな、気がします。
でもこのままの方が安全なのか。

決めかねるところですね。



裏。



脚におそらくカケのある部分。



脚の部分がペイントでダマになっており、その下はヒビが覗いています。




ヒビがペイントの下にあると思われる部分のアップ。




ヒビがペイントの下にあると思われる部分のアップ。

裏側の方が分かりやすいので、お皿の裏側の写真です。





こちらも裏側から見たペイント部分。

シミも見られます。



フチにあるペイント下のチップ部分。




表面中央は艶がいいです。





カトラリーのキズは少しだけ。



分かりにくいですが、シミが少しあります。





レリーフ&カットワークの詳細。




レリーフ&カットワークの詳細。





多少フチの高さに差があり、2.9㎝~3.3㎝程の高さになります。




お直し箇所ばかり見てまいりましたが、全体で見るとやはり美しいクリームウェアです。





ウェッジウッドやリーズなどの王室用に食器を作っていたメーカーになります。
刻印はなくはっきりした窯は不明です。



右の白い水切り皿の直径は21㎝程です。

オーバル皿というと大きいものが良く見られる中、こういう小さいタイプは貴重です。

実用には向きませんが、大切にしてくださる方にいただいてもらえたらいいなぁと思っております。

フランスだと、日本人はアンティークのお皿を買う目的は使うのが目的なのね、って言われて、そういう方が多いですね、って答えると「どうして使いたいの」って返ってきます。
素敵な食器を使いたいんですよ。
っていうのは恥ずかしくて言えませんでしたが(笑)、フランス人が不思議に思う部分ではあります。





でもたまには使ってもいいですよね♪



☆☆☆


こちらのお品ものは間もなくグルニエイデコのオンラインショップで販売されます。

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皆様もご健康でお元気でいらしてください。👐

オーナー☆イデコ