MONTEREAU OCTOGONAL モントロー オクトゴナルの年代について

  まず、

コピペ禁止です。

間違えていることもあるかもしれません。

多少文章替えて、、、も禁止です。

見つかった場合には、ご請求が行く場合がございますのでご注意ください。

使用されたい場合は必ずこちらからご連絡ください。☟

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(お電話番号、オーダー番号は空欄で結構です。)



昔から愛され続け、今も人気のオクトゴナル形のプレートですが、モントロー窯のオクトゴナルの年代の違いについてお話ししたいと思います。

私の知っている範囲でのお話ですので、間違えていることもあるかもしれませんが、お読みいただければ少し参考になるのではないかと思います。
(文章力がなく、読みにくいかもしれません、写真の質も悪いです。すみません。)



 オクトゴナル=八角 

このフォルムは古くからピューターや銀食器などで見られてきたものです。
このピューターのお皿は19世紀あたりのものではないかと思いますが、下のファイアンスフィーヌのオクトゴナルと作りがほぼ同じですね。

 ← ピューター製のオクトゴナルプレート

 ← ファイアンスフィーヌのオクトゴナルプレート

ルイ14世の時代に戦争に必要な金属を使用した食器の生産を禁止し、陶磁器製の食器を生産するよう命じました。
それから、フランスでの陶器製食器の苦戦が始まります。

18世紀はまだ発展途上感のあるファイアンス製の食器でしたが、1800年頃からイギリスの技術者の影響もあり、製品らしい食器が生産され初めます。
歴史のことは、Wikiを見れば誰でも大抵のことは分かると思います。
今回知りたいのは、経営者云々ではないと思いますので、刻印の年代についてだけ語ります。



まず、オクトゴナルプレート20世紀モントローの刻印から。

 ☆ 1920−1955年 HBCM時代のモントロー刻印 

① サークル状に MONTEREAU  FRANCE

MONTEREAUとFRANCEが組み合わさった円形の刻印です。
FRANCEと入っているのは、輸出用だからです。
交通の発達の影響もあり、18世紀のイギリスの技術からは劣っていたフランスの窯たちも輸出ができるほどになり、この文字が見られるのは19世紀終わり〜20世紀になってからだと思います。

 

② 半月の MONTEREAU
(職人さんが付けた4とBの文字も見えます。)


↑この半月形の刻印を19世紀のものだとおっしゃる方が非常に多い。
ご報告もたまに受けますし、自分で検索してても出てくる出てくる😅

知らなければ、アンティーク業者として恥ずかしいでしょうし、20世紀のものと聞いているのに1800年代とか言っていれば嘘をついていることになりますから、もっと酷いです。
他の業者さんの文章をただ真似して使っている方が多すぎると思います。

私も間違えますし、大雑把なところが多々あるのは確かです。
特に詳しい年代はそうして真似っこだけされるのが苦痛ですので、詳細書くのは避けています。


年代は関係なくオクトゴナルがお好きな方は多いです。
更には1920−1955年のHBCM時代の新しい時代の方が、使っていて心配が少ないと思います。
ラブラドール刻印の1904−1920年以降はNO PLOMBのスタンプの入った、鉛を使用していない釉薬が増えます。
ただ、鉛成分が少ないと、シミにはなりやすく、ガラスのような輝きも出にくいと思います。

鉛のお話は、現代の陶磁器にも少なからず使われていることが多いですので、あまり神経質になることもないかなとは思います。

皆さん、今まで食器を使っていて体調が悪くなった事がありますか?
そんな事は滅多にないと思いますが、いかがでしょうか。

ただ格安の均一ショップで販売されている外国製のものには日本の基準以上の鉛が含まれている事もあるそうです。
お気をつけください🙏

うちではよく19世紀の食器使っています。
18世紀はたまに。

話がそれましたので、ここでやめておきます。



引き続き20世紀のモントロー・オクトゴナル。

③ 半月の MONTEREAU と逆さまに見えているスタンプHBCM FRANCE
(職人さんが付けたLTの文字も見えます)

HBCMのスタンプがあり、Franceと付いているのですから、20世紀で間違いないですね。
これは皆さんもお分かりですよね。



刻印以外に判断する方法は、素地や釉薬の色、質感の違いです。

・20世紀のモントローのオクトゴナルは、アイボリーっぽいお色です。
・19世紀のモントローのオクトゴナルは白または釉薬にうっすら青っぽい顔料の混ざった透明な釉薬が使われていて、クールな感じの白が多いと思います。


・それと、リムのデザインが違います。↓

写真の質がよろしくなくて申し訳ないですが、よくご覧ください。
左が20世紀、右が19世紀のものです。


こちらが19世紀のもの。

こちらが20世紀のもので、パール形レリーフの内側に線が入っています。
写真質悪くて本当にすみません。

菱形レリーフのリム装飾のものもChantillyとCreilに見られますが、ここでは省略します🙏



そもそもなぜ1920−1955のHBCM時代のオクトゴナルを19世紀(1800年代と言われる方も)とおしゃる方がいるのか。。。



ABC collectionの「faiences creil-choisy-montereau」という本を参考にした方が多いのだと思います。
またこの本を鵜呑みにしたフランス人から聞いた、またはこの本を購入された日本人業者さんがいること。
そして先程も言いましたが、20世紀のものと聞いているのにも関わらず、1800年代と言って販売する方がいるからでしょう。
すごい事には18世紀(1700年代ですよ💦)という方も見たことがあります。
ムスティエならありえますが、それはさすがにないでしょう。。。😅


この赤い装丁の本にはMONETEREAU半月の刻印の事を、1819年のものと書いています。

MONTEREAU半月だけの刻印はこの時代にはありえないと反論された方が、ご自身でが出版されたガイド本のなかで説明しています。
あとから刻印のガイド本を出版された方の本の方が、信憑性が高いと思います。
ただこの赤い装丁の本を書かれた方も、大変研究されていて、大変参考になる資料ばかりです。
この半月の刻印だけ間違えて載せてしまったが故に多くの方が混乱されたしまったのだと思います。
(赤い装丁の上に青地でお皿の写真のカバー表紙が本当はあります。私はそれがないまま中古で買いました)

それでは、モントロー刻印の年代に分けて見てみましょう。


《1800年頃〜1825年》Montereau
一文字だけど少しだけ両端が上がり気味にMONTEREAU
両端が上がっていなくてまっすぐなMONTEREAUもあります。



お色はオフホワイト。


※ 以下は作者の方からお返事がないままですので、本からの写真転写は省略させていただきます。
写真がないと非常に分かりにくいですが、すみません。

《1830年〜1833年》Montereau
サークル状のMONTEREAU+その下に六芒星のような星のマークで内側にL&Tの文字が入った刻印
20世紀のサークル状のマークに似ています。

・MONTEREAU L&T
1830−1833年 (Louis Lebeuf & Thibault )

注:Louis Lebeuf & Thibault自体は1825−1833年の間になりますが、この刻印が使われたのが1830−1833年の間ということになります)


《1833年頃〜1840年》Montereau 
半月のMONTEREAUとその中に数字 


半月MONTEREAUの中に26の数字が見えます。

お色はオフホワイト。
微妙なところですが、私はアイボリーと言ったりすることもあります。


半月のMONTETREAUの中に数字が入っています。
その数字には書かれているようにいくつものパターンがあります。
(1・2・4・6・8・9〜18・20〜29・30・32・34・35・42・43・45〜49)
また、数字の意味は不明だと書いてあります。

途中ですが、以下はオクトゴナルかどうかは分かりませんが、いくつか半月刻印を上げておきます。


※ クレイユとモントロー合併後の刻印です。こちらも本からの転載は省略🙏

《1841年頃〜1876年》Creil et Montereau 

LM&C
1841-1876年(Lebeuf Milliet & Cie)
MONTEREAU半月の中にLM&C

・B&Cie
1876−1884年 (Barluet & Cie)
MONTEREAU半月の中にB&Cie

・L&Cie
1876年 (Lebeuf & Cie)
MONTEREAU半月の中にL&Cie



そして、オクトゴナルの再来、下記は20世紀のオクトゴナルの刻印のまとめになります↓↓↓

《1920年頃〜1955年》HBCM

アールデコ調デザインの流行に乗って、クレイユエモントローでもラインのまっすぐな八角のお皿をリバイバルします。
よく知っているフランス人の業者さんはアールデコ調のオクトゴナルと言われる方もいます。

アールデコ:1910−1930年頃に流行ったデザインです。
直線的でシンプル、モダンなデザインが当時の流行でした。
それまでのアールヌーヴォーの曲線を重視したデザインとは対象的なデザインです。

結局のところ、モントローのオクトゴナルのリバイバルは、ショワジールロワに買収された後の1920年〜1930年に生産されています。
刻印はMONTREREAUになっていますが、実際にはHBCM社のものと考えて良いでしょう。
この時代にモントロー単独での生産はされていない事になります。

以下すべて20世紀の刻印です。
(1920−1955年の間で、メインが1920−1930年頃)


MONTEREAU半月

お色はアイボリー色でパールレリーフの内側に線が入っています。


サークル状にMONTEREAUとFRANCE

お色はアイボリー色でパールレリーフの内側に線が入っています。


MONTEREAU半月にHBCM FRANCEのスタンプ

お色はアイボリー色でパールレリーフの内側に線が入っています。


MONTEREAU半月にMADE IN FRANCEのスタンプが入っています。


両手付きのブイヨンボウルまたはデザート用カップ
このタイプは19世紀には存在しなかったであろうと思います。
お色はアイボリー色。
透明な釉薬にほんの少〜し黄色っぽい顔料が加えてあるのが分かります。




 結果 


<1920−1955年の間モントローのオクトゴナル刻印>

 MONTEREAU半月 単独  

 MONTEREAU半月かサークル + FRANCE  

 MONTEREAU半月かサークル + MADE IN FRANCE 

 MONTEREAU半月かサークル + HBCM 

1920−1955年の間になっていますが、オクトゴナルの場合はアールデコのリバイバルですので殆どが1920−1930年頃になるでしょう。
また、質感での判断も必要だとは思います。




☆☆☆




以上になります。
業者さんも含め、ちょっと謎が解けてくれたら良いなと思います。
また、間違えているところがあったり、ご意見のあります方はこちらからご連絡ください🙏

https://grenierideco.com/inquiry

(お電話番号、オーダー番号は空欄で結構です。)


上記はモントロー歴史学者でもあり、モントロー陶器博物館創立者でもある方の出版された《Les marques de la faience de Creil & Montereau》が基になっています。

メールでのコンタクトを試みましたが、お返事をいただけなかったため、写真の転載は断念しております。
これからコンタクトが取れるチャンスがあれば、再度お願いしようと思ってはいます。
また本の増刷をお願いして、皆さんにもお分けしたかったのですが、お返事ないままお願いできていません。
またチャレンジしてみます。。。

→ 7月17日 ブログ公開後すぐにお返事いただけました。
刻印の画像を使っていいかどうかのお返事はまだいただいておらず、ほんの増刷も考えていらっしゃらないようです。
メールでのお返事では確かに、赤い本の作者の方の影響で混同している人が多く見られると、年代の事を詳しく書いてくださいました。
ありがとうございました。



上記の刻印のお話は、オクトゴナルではない場合は除いてあります。
ガイド本無料サービスではありませんので、今回は問題が多いオクトゴナルですので、特別にサービスで書かせていただいてます。
使われる場合は、無料でお使いいただけますが、必ずこちらからご連絡ください。
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(お電話番号、オーダー番号は空欄で結構です。)

ご連絡なく勝手にご使用または少しだけ文章替えて使われている方は、ご請求が行く場合がございます。
グルニエイデコが言っていただけでも構いませんので、ご連絡いただいた上で必ずクレジット入れてください。

これお伝えするの2回目ですね、冒頭と今と、大切な事ですので、よろしくお願い致します🙏