優しいアイボリー色が素敵なクリームウェアのポットのご紹介です。
蓋のお花の装飾、本体の取っ手のうねったフォルム、詳細が繊細で美しいポットです。
おそらく1770年頃のイギリスリーズ窯のものになると思います。
これだけではないのですが、イギリスの窯のクリームウェアをポントシュート紹介しているフランス人業者さんがいますので、日本の特に業者様はご注意を。
フランスにもこの手のポットは存在しますので、間違えるフランス人業者さんもいると思います。
でも、イギリスアンティークの白いストーンウェア(質感が全然違います)でも、ポントシューと言っているフランス人業者さんもいます。
個人的にがっかりな出来事ですが、それを鵜呑みにしてしまう日本の業者さまがいるとして、それをご購入されるお客様がいるとしたら、後悔されることがないだろうか、と思うわけです。
ですが、なるべくポントシューが流行りみたいになりませんように、18世紀の食器は日常使いできるものではありませんので、本当に大切に使ってくださる方に、割れても捨てないでくださる方にもらっていただける事を願うばかりです。
ということでちょっとお話させていただきましたm(_ _)m
よろしくお願いいたします🙏
下の方に資料もありますので、ご覧くださいね🙏
業者さまも多くご覧になっていらっしゃると思います。
どうぞご参考にされてください。
でも転写は禁止です😅
多くのアンティークポットに見られるダメージといえばダメージですが、金継ぎまたはお直しに出していただくか、イギリスならばメタル製の先端を付けたりしていた事でしょう。
実用には向きませんので、コレクションとして大切にしてくださる方へ。
たま〜に使ってみる程度なら大丈夫だと思いますが、熱々の熱湯をいきなり入れたりしないでくださいね♪
流行りではなく、アンティーク陶器に尊敬の意を持ってくださる方にもらっていただけますように🙏
上から釉薬がかかっています。
この当時は透明な釉薬がガラスのような輝きをもたせる為、結構な含有量の鉛が使われていました。
特に液体だとこの鉛が溶け出して、日常的に使用していると中毒など起こす方がでてくるから、日常使いできない訳のようです。
詳細にまで気配りがしてあって、素敵です♪
キズなどが見られます。
美しいお姿です。
上の写真はクリームウェアばかりを紹介しているガイド本。
ドイツ語ですがかなり信憑性あります。
リーズ窯?と言っています。
かなりそっくりな形ですよね。
クリームウェア(アイボリー〜クリーム色の食器)は、他のヨーロッパの窯で生産されていましたから、刻印がないと判断が難しいところではあります。
注ぎ口は違う形ですが、やはりフォルムが一緒。
こちらもリーズ窯の本から。
ということで、今回ご紹介しているポットもポントシューではなく、イギリスのクリームウェアではないかと思います。
素敵でしょ???
☆☆☆
以上のイギリスアンティークのクリームウェアティーポットはまもなくグルニエイデコのオンラインショップでお目にかかれます。
グルニエイデコのオンラインショップ
オーナー☆イデコ