2024年3月18日月曜日

ポントシューやフランス東部の18世紀ファイアンスフィーヌ特集

 次回の更新は日本からになります🌸

POPUPショップにお持ちする商品のご紹介です。

高価なものが多いですので、ご覧になられるだけでも楽しんでいただければと思います💓

18世紀ファイアンスフィーヌのコレクションたち、

気力も体力もまだあるうちに、なるべく在庫を減らしていきたいので、ずっとイベントが続けられるとは思いませんが、今のうちに😅


美しいポントシューのテリーヌ容器。

蓋にはアーティチョークの装飾。
側面はお花のレリーフが美しいお品です。

脚にダメージあります。
本体には貫通していなくて脚だけです。

アーティチョークの装飾にチップがいくつか。
でも綺麗に残っている方だと思いませんか?


美しいテリーヌ、ヨーロッパのアンティークショップで販売されるものは、修理して販売することもありとってもお高いですが、このままの状態で気に入ってくださる方へ、うちではそれに比べたら半額程のお値段にはなっています。
でもお高いです。

18世紀サンクレモンかリュネビル窯のオーバル皿。
オーバル皿にしては小さめです。

ミモザのような細かなお花が素敵なレリーフです♪

状態かなりよろしいです。


イギリスのクリームウェアからは、ブイヨンボウル。
(すみません、指が見切れてました😅)

お揃いで仕入れたものの、少しモデルが違うラヴィエ。
別売りにします。
いずれも素敵です♪

ポントシューのブイヨンボウル。
米粒レリーフも、色々あって、このタイプはポントシューと言える米粒レリーフです。
他にはリュネビルやランベルヴィレーの麦粒レリーフと呼ばれるタイプもあり、本当に判断に困ります。
でもみんな、ポントシュートして販売されています。

なにはともあれ、このブイヨン内側のシミ以外大変状態がよろしいです。

もうひとつブイヨン、
このゆらゆらレリーフも美しいですね。
そしてまた状態がよろしいお品です。


ティーポット。
おそらくランベルヴィレーかリュネビル窯のもの。

エゴイストと呼ばれるおひとり様ようのタイプくらいのサイズです。
贅沢ですね。
状態よろしいです。

こちらは、ポントシューっぽいですが(もちろん仕入時には例外なくポントシューと言われています)注ぎ口の顔の装飾マスカロンが個性的です。
持ち手にヒビが入っています。

小さなクレミエです♪

プレートからは、1800年頃のおそらくドイツ製ファイアンスフィーヌのプレート。
お花とリボンのガーランドが美しいです。

ランベルヴィレーも1枚。
仕入れ値とユーロ高により、年々値段が上がってしまい、申し訳ないです💦


その他、ブルーカマイユの絵付けプレート。
こちらはニミイと聞いています。


久しぶりに南西MIDI地方のファイアンスプレート。
ブルーの手描きラインが素敵です。

ムスティエみたいですよね。
それもそのはず、何度も言っていますが、ムスティエから政治的理由で南西のトゥールーズとサンゴーダンスに移ってきたムスティエフーク窯のお品だと思います。

後のフーク&アルヌー窯になり、19世紀にはクレイユ等のようにファイアンスフィーヌの食器を生産していました。

状態よろしいです。


おそらくセットフォンテーヌ(ボッホ・ルクセンブルグ)のお品。
仕入時にはシャンティイと言われました。

この絵付け柄がシャンティイだと思わせたのでしょう。
シャンティイはクリストフポッターの時代にはファイアンス製の食器もありますが、18世紀は基本ポーセリン製の食器です。

シャンティイの優れた絵付師が各地に絵付けを指導しに行っていた事になっています。
ですので、この柄、南仏でも見られるし、ルクセンブルグでも見られるのも納得できます。
ファイアンス製の素敵なプレートは、おそらくセットフォンテーヌだと思います。
次のプレートも見てください。

同じブランディーユの絵付けです。
リムにはパニエとロココ風な窓レリーフも施され、美しいプレートです。

こちらもシャンティイと言われている事がありますが、
ファイアンス製であること(ポーセリンではなく)、裏に貼ってある古いシールにもセットフォンテーヌと書いてあり、専門家の方もセットフォンテーヌと言っています。



素敵でしょ?
状態もまたよろしいです。

2枚あります♪

こちらのブランディーユ絵付け柄も、もうお分かりですね♪

セットフォンテーヌ窯のドラジョワー。
フランスではドラジェなどのお菓子のための器ですが、ルクセンブルグでもそうだったかは不明です。
フォルムが珍しく、素敵です。




やはり状態がよろしいです♪



20世紀のモントローのショコラポットもご用意しています。


素敵なファイアンスフィーヌのお品たち、どうぞお楽しみに❣



イベント詳細後ほど追加します🙏

2024年2月24日土曜日

18世紀のファイアンスと久々にキュノワールなど♪

2月は感謝祭でお休みしましたが、3月はギャルリーイデコからもいくつかご紹介できます♪

ムスティエのお皿3枚。
直径24.5cm程のちょうど良い大きさのお皿です。

1枚にラインが見られますが、2枚は良い状態でラインのある1枚も大変綺麗です♪


18世紀のファイアンスや19世紀のファイアンスのお品ものご紹介します。

美しいフォルムのオーバルプレートはムスティエか南西地方の南仏のお皿だと思います。

ヨーロッパのバルコニーなどで見られるアイアンのフェンスなどを想像される錬鉄柄がリムに描かれています。
この写真では分かりにくいですが、貫通したライン2ヶ所、貫通していないライン3ヶ所見られます。
安定した状態ですが気になる方は金継ぎされたり、食用に使わないのであれば、陶器用の瞬間接着剤で補強されると良いと思います。




丸皿の方はおそらくルーアンなどの北の窯のものではないかと思いますが、はっきりしたことはわかっておりません。

中央にお花、リムにはジャポニズム風な柄が描かれています。

そして19世紀アプト窯のコンポティエ。

1ヶ所混入物は見られますが、古いアプトのものとしては比較的良い状態です。

パニエに乗った葡萄とその大きな葉っぱが素敵です。


釉薬の削げは少し見られますが、艶はいいです♪

絵に、なるでしょう?


それから、ギャルリーの方のブログに載せるか迷ったのが、久々に扱うキュノワール。
最近まったく見つからなくて、もしくはとっても高くて仕入れていませんでしたが、今回2つご紹介します。
持ち手のついたかわいいボウル。

脚も付いて素敵なフォルムです。

内側にキズなどあります。
でも市場にでてくるキュノワールの状態の悪さを見ていると、これは状態が良い方なのだと思います。

もうひとつは鍋タイプ。
取っ手が付いて、全体の貫入もまた素敵です。



以上、気になるお品ものはありましたでしょうか♪

※ 2/27日まで留守にしています🙏
3月はじめにメルマガ配信できそうです♪


引き続き。。。

不安定な世界情勢のために、航空便に遅れが出ることがまだあるかもしれません。

今のところ、フランスから発送して2週間で到着しておりますが、

商品が到着するまでに1ヶ月、またはそれ以上かかってしまう場合も出てきてしまうかもしれません。

お急ぎの方はパスされてください🙏


それでも構わないとおっしゃっていただける方に、お買い上げいただければと思います。m(_ _)m

よろしくお願いいたします😊


グルニエイデコのオンラインショップ

https://grenierideco.com

店長イデコ😊