2024年7月21日日曜日

18世紀ファイアンスフィーヌ ショコラティエール キュノワールや白釉のプレート♪

次回更新予定のお品ものをご紹介します♪

 

おしりが黒いことから、キュノワールと呼ばれているプレート2点と、ジャムポット、白釉のプレートやヤグルマギクの絵付け皿などご用意しています。

そして最後の方にポントシュースタイルのロレーヌ地方のファイアンスフィーヌのショコラティエールもご紹介します♪

表だけ見ると、全部白っぽいのですが、キュノワールは裏が黒いです。
実際には焦げ茶や茶色。

ジャムポットまたはテリーヌポットは、古いものだと思いますがかなり状態がよろしいです。

中もツヤツヤ♪

裏は地がでていますが、こちらも綺麗なテラコッタ。


マグカップとの大きさ比較です。

分厚くしっかりした作りのオーバルプレート。
表面に1ヶ所突かれたような跡はありますが、かなり状態がよろしいです。
こちらもツヤツヤ♪


裏のキュも濃い目のお色で素敵です♪


大型の丸皿は、表面キズやスレはありますが、大きなヒビも大きな欠けもない状態です。


カトラリーがすっぽり入る大きさ。

マグカップとの大きさ比較。


均等に配置されたヤグルマギクと他のお花の絵付け皿は、ムスティエかミディ地方のいずれにしても南仏のものだと思います。


白釉の素敵な花リムプレート。
優しい印象です。

ぽってり白い釉薬が素敵なプレートです。


中央にお花、リムにはアラベスク文様のような柄が手書きで描かれています。


真ん中に、お花を描こうと思ったのがちょっとずれちゃった、のでしょうか。
そんなところも面白いなと気に入ってくださる方へ。


最後は18世紀終わりごろのポントシュースタイルのファイアンスフィーヌ。
ココア用ポット、ショコラティエールです。


マグカップで大きさ比較w

蓋に修理跡、縁にも修理跡、底にラインなどあります。

お花のレリーフが4面それぞれ微妙に違っていて素敵です♪




状態があまり良くありません。
良いものは日本にお持ちしようと思っていますので、無理なご購入はされないでくださいね♪
残ったら海外用に販売する予定です👍

どうぞお楽しみに❣


以上気になるお品ものはありましたでしょうか。

詳細はUP後のオンラインショップでご覧ください。

メルマガは週明けに配信予定です❣


引き続き。。。

不安定な世界情勢のために、航空便に遅れが出ることがまだあるかもしれません。

今のところ、フランスから発送して2週間で到着しておりますが、

商品が到着するまでに1ヶ月、またはそれ以上かかってしまう場合も出てきてしまうかもしれません。

お急ぎの方はパスされてください🙏


それでも構わないとおっしゃっていただける方に、お買い上げいただければと思います。m(_ _)m

よろしくお願いいたします😊

どうぞお楽しみに❣


グルニエイデコのオンラインショップ

https://grenierideco.com


2024年6月21日金曜日

次回は、18世紀(おそらく)ポントシュー、マルセイユ窯とデルフト20世紀の記念プレートなど

 18世紀と20世紀のものを混ぜて紹介するなんて、専門家の先輩方々に怒られそうですが😅

まずは大皿2枚ご紹介します。
18世紀のポントシューと聞いております。


最初に申し上げておきたいのですが、本当のおすすめは日本でのイベントで販売したいと思っております。
他にも日本へお持ちする予定のおすすめ商品がありますので、無理せずイベントまでお待ちいただけたらと思います♪


日本では需要のない大皿です。
プレビュータイムもしくはUP後のオンラインショップで良くご検討されてください。

お花のレリーフが違うのもあります。
リムの形を見る限り2枚とも同じ窯。
しっかりした作りです。

ご覧の通り、シミが多めです。

ポントシューかリュネビルなどのロレーヌ地方でしょうか。


そして、次は美しいお花の絵付けのマルセイユ窯のプレート。

はじっこに描かれた自然なお花たちが特徴的です。
しばしば放り投げた花と表現され、中央に描かれるブーケとは違い、いろいろな野の花が中心でブーケになっておらず、本当に投げ捨てられたかのようなお花たちです。

とても風情のある絵付けです。
そして多くに虫も一緒に描かれています。
今回はトンボ(おそらく)

縁にチップが見られます。

お花の特に薔薇とチューリップの部分がもしかしたら修復されているのか、釉薬の上から描かれているように思えます。

薄く見えているのは虫。
汚れではありませんw


薔薇とチューリップの様子、他の艶があるところと比べて、マットになっています。
特に傷んだ形跡がないので、お色を濃いフクシア色にしたかったとか、絵付師があとから直したとか、でしょうか。


裏の窯傷に緑色で印が付けられています。
これはマルセイユだけではなく一部の18世紀のイタリアの陶器にも見られます。


もう一枚、ファイアンスの絵付け皿があります。

ヤグルマギクのガーランドが絵付けされた丸リム皿です。
19世紀か20世紀のものかもしれませんが、疑問に思うのは裏の緑色の印。

薄いですが、裏の窯傷に緑色で印がつけられています。
これは20世紀のもので見ることはほとんどないと思いますので、19世紀のマルセイユなのか、裏に脚がついていても18世紀のものなのか、はっきりしたことが分かっておりません。


赤土に白い釉薬、

縁に金彩で細かな点が描かれ、ヤグルマギクのガーランドも素敵なプレートです。


そして最後は20世紀のヴィンテージプレート。
Wのモノグラムと王冠の装飾は、オランダのウィルヘルミナ女王が退位された1948年の記念プレート。

Jのモノグラムと王冠の装飾は、ユリアナ女王の戴冠式を記念したプレート。
両方とも1948年のものです。

オランダの記念プレートというとデルフト窯のブルーの柄のものが多いと思いますが、1948年という年柄もあるのでしょうか、第二次世界大戦中にドイツ軍に占領されてしまったオランダを逃れ、イギリスに亡命し、戦後にオランダへ戻りました。
疲れ果てたウィルヘルミナ女王は娘のユリアナに王位継承したのが1948年の事です。

戦後の大変な中、デルフトの記念皿も柄のない白にしたのでしょうか。

この独特なレリーフは伝統的なデルフトの形で、17世紀のデルフトの白釉のお皿を思わせます。

ユリアナの戴冠式が1948年9月6日でしたので、ユリアナのJと王冠、そして戴冠式の日にちが記されています。

ユリアナ女王の記念プレートには、王位に付かれていた年1898−1948が記されています。

直径が28cmと大きめのプレートです。
飾ったり、コレクションとして大切にしてくださる方へ。


以上気になるお品ものはありましたでしょうか。

詳細はUP後のオンラインショップでご覧ください。



引き続き。。。

不安定な世界情勢のために、航空便に遅れが出ることがまだあるかもしれません。

今のところ、フランスから発送して2週間で到着しておりますが、

商品が到着するまでに1ヶ月、またはそれ以上かかってしまう場合も出てきてしまうかもしれません。

お急ぎの方はパスされてください🙏


それでも構わないとおっしゃっていただける方に、お買い上げいただければと思います。m(_ _)m

よろしくお願いいたします😊

どうぞお楽しみに❣


グルニエイデコのオンラインショップ

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2024年3月18日月曜日

ポントシューやフランス東部の18世紀ファイアンスフィーヌ特集

 次回の更新は日本からになります🌸

POPUPショップにお持ちする商品のご紹介です。

高価なものが多いですので、ご覧になられるだけでも楽しんでいただければと思います💓

18世紀ファイアンスフィーヌのコレクションたち、

気力も体力もまだあるうちに、なるべく在庫を減らしていきたいので、ずっとイベントが続けられるとは思いませんが、今のうちに😅


美しいポントシューのテリーヌ容器。

蓋にはアーティチョークの装飾。
側面はお花のレリーフが美しいお品です。

脚にダメージあります。
本体には貫通していなくて脚だけです。

アーティチョークの装飾にチップがいくつか。
でも綺麗に残っている方だと思いませんか?


美しいテリーヌ、ヨーロッパのアンティークショップで販売されるものは、修理して販売することもありとってもお高いですが、このままの状態で気に入ってくださる方へ、うちではそれに比べたら半額程のお値段にはなっています。
でもお高いです。

18世紀サンクレモンかリュネビル窯のオーバル皿。
オーバル皿にしては小さめです。

ミモザのような細かなお花が素敵なレリーフです♪

状態かなりよろしいです。


イギリスのクリームウェアからは、ブイヨンボウル。
(すみません、指が見切れてました😅)

お揃いで仕入れたものの、少しモデルが違うラヴィエ。
別売りにします。
いずれも素敵です♪

ポントシューのブイヨンボウル。
米粒レリーフも、色々あって、このタイプはポントシューと言える米粒レリーフです。
他にはリュネビルやランベルヴィレーの麦粒レリーフと呼ばれるタイプもあり、本当に判断に困ります。
でもみんな、ポントシュートして販売されています。

なにはともあれ、このブイヨン内側のシミ以外大変状態がよろしいです。

もうひとつブイヨン、
このゆらゆらレリーフも美しいですね。
そしてまた状態がよろしいお品です。


ティーポット。
おそらくランベルヴィレーかリュネビル窯のもの。

エゴイストと呼ばれるおひとり様ようのタイプくらいのサイズです。
贅沢ですね。
状態よろしいです。

こちらは、ポントシューっぽいですが(もちろん仕入時には例外なくポントシューと言われています)注ぎ口の顔の装飾マスカロンが個性的です。
持ち手にヒビが入っています。

小さなクレミエです♪

プレートからは、1800年頃のおそらくドイツ製ファイアンスフィーヌのプレート。
お花とリボンのガーランドが美しいです。

ランベルヴィレーも1枚。
仕入れ値とユーロ高により、年々値段が上がってしまい、申し訳ないです💦


その他、ブルーカマイユの絵付けプレート。
こちらはニミイと聞いています。


久しぶりに南西MIDI地方のファイアンスプレート。
ブルーの手描きラインが素敵です。

ムスティエみたいですよね。
それもそのはず、何度も言っていますが、ムスティエから政治的理由で南西のトゥールーズとサンゴーダンスに移ってきたムスティエフーク窯のお品だと思います。

後のフーク&アルヌー窯になり、19世紀にはクレイユ等のようにファイアンスフィーヌの食器を生産していました。

状態よろしいです。


おそらくセットフォンテーヌ(ボッホ・ルクセンブルグ)のお品。
仕入時にはシャンティイと言われました。

この絵付け柄がシャンティイだと思わせたのでしょう。
シャンティイはクリストフポッターの時代にはファイアンス製の食器もありますが、18世紀は基本ポーセリン製の食器です。

シャンティイの優れた絵付師が各地に絵付けを指導しに行っていた事になっています。
ですので、この柄、南仏でも見られるし、ルクセンブルグでも見られるのも納得できます。
ファイアンス製の素敵なプレートは、おそらくセットフォンテーヌだと思います。
次のプレートも見てください。

同じブランディーユの絵付けです。
リムにはパニエとロココ風な窓レリーフも施され、美しいプレートです。

こちらもシャンティイと言われている事がありますが、
ファイアンス製であること(ポーセリンではなく)、裏に貼ってある古いシールにもセットフォンテーヌと書いてあり、専門家の方もセットフォンテーヌと言っています。



素敵でしょ?
状態もまたよろしいです。

2枚あります♪

こちらのブランディーユ絵付け柄も、もうお分かりですね♪

セットフォンテーヌ窯のドラジョワー。
フランスではドラジェなどのお菓子のための器ですが、ルクセンブルグでもそうだったかは不明です。
フォルムが珍しく、素敵です。




やはり状態がよろしいです♪



20世紀のモントローのショコラポットもご用意しています。


素敵なファイアンスフィーヌのお品たち、どうぞお楽しみに❣



<その後の予定>

🌸4月7日夜10:00 オンラインショップ更新 

🌸4月12(金)13(土)14(日)
骨董グランデ  東京ビッグサイト 西ホール3
@antique_grande

🌸4月20日(土)
谷中骨董市 延命院 (JR日暮里駅)
@yanaka.antique


会場でもオンラインでも皆様にお会いできることを楽しみにしております💓

どうぞお楽しみに💓


グルニエイデコのオンラインショップ

店長イデコ😊