2021年3月14日日曜日

南仏アプト APT オレンジのお花と実のトロンプイユ皿

 青空の中、オレンジの木に実がなっている南仏の風景のようなお皿です。

トロンプイユと呼ばれるもので、視覚的効果を利用して楽しむためのお皿なのではないかと思います。



「あれ、お皿の上にみかんが乗ってる」

「いや、作り物だとすぐ分かるでしょ」

みたいな笑いを誘う場を作る?

勝手な想像ですみません。

飾ってトロンプイユ陶器の貴重さを楽しむものですよね、きっと。



みかんも陶器ですので重さはありますが、サイズ的には20cm程とデザートサイズの大きくないお皿です。



当時の花嫁さんが着ける花冠がオレンジの花の蕾のワックスフラワーなのは、沢山の実が実ってほしい=沢山の子供を宿してほしい意味に繋がって、縁起の良いものだったようです。

こんなお皿を壁に飾ったら、なんだか縁起が良さそうなイメージに繋がるのでしょうね。



チップがフチや葉っぱ、お花の先端にも見られます。


それにしても繊細なこの作り。
洗っていたら割れてしまうのでは?と思うほど緊張しましたが、意外と丈夫。
でも隙間の黒済みまでは手が出ませんでした。

小さなブラシで綺麗にしてくださる方へ🙏



19世紀終わりのベルナール・ドラクロワ窯のものです。
裏の刻印はクロワ(十字架)マークです。


裏の黄釉が明るめで可愛いお色です。



横から見たところ
みかんにちゃんとシワが寄ってますね。


みかんも色合いが少し違うのがあって可愛いです。



南仏陶器にはこのトロンプイユ皿がいろいろな種類があって、お魚だったり、胡桃だったり、いったい何を意図しているのか・・・?

と謎に包まれたままですが、深いことは考えず、


この珍しいお皿を気に入ってくださる方へ💓


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