2021年7月12日月曜日

18世紀 カマイユブルー オクトゴナル形 プレート

 とろり厚めの白釉に一輪のお花が中央に描かれた素敵なプレートになります。

サマデ窯と聞いていますが、ムスティエのような気がします。

いずれにしても18世紀の貴重なお品です。


カマイユとは単色使いの事なのですが、カマイユブルーなら青い濃淡となります。

UPする時期も夏ですし、南仏の夏のイメージで楽しんでいただければと思います♪


可愛いお花ですね。
何百年経ってもお花の美しさは変わらず。

美しいものは形に残したい。



状態が古いものとしては大変よろしいです。



裏。




分かりにくいかもしれませんが、裏に貫通していないラインが見られます。
アクシデントの跡で軽めのものです。


壁に掛けてあったのでしょう。
オレンジ色に見えているのは、お皿を支えていた金属片の跡です。

そして、赤土にぽってり白釉が乗り切っていないところもまた、魅力です。



青い点が一つ。

マルセイユの窯のものならこの点らしきものでアトリエを判断するところですが、このお皿の場合はたまたま付いてしまったのでしょうかね。

微妙にデコレーター(絵付け師)さんが跡を残したかったとか?



可愛いですものね。











https://antiquegalerieideco.blogspot.com/2021/07/rouen-xviiie.html

ちょっと夏を意識した他の18世紀のファイアンスたちと一緒にご紹介します♪


https://antiquegalerieideco.blogspot.com/2021/06/antique-english-plate.html


https://antiquegalerieideco.blogspot.com/2021/07/Antique-.html


お楽しみに❣


ギャルリーイデコ

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オーナー☆イデコ


2021年7月6日火曜日

18世紀 ルーアン オクトゴナル形 ドラジョワー 青みがかった釉薬

 ルーアンの絵付けがされていない無地のお皿になります。

18世紀のルーアンの伝統的なフォルムのオクトゴナルです。

ドラジョワーと呼ばれるドラジェなどのお菓子を乗せるものになるかと思いますが、直径約22cm程の少し深さがある小さめのお皿です♪

2枚あります。

縁がゆらゆらして、素敵ですね。
少し青みが入っている釉薬のお品です。
(他に呼び方があるかもしれません、すみません)

以前にヌヴェールのやはり青みがかった釉薬のお皿を扱わせていただきました。
それに近いお色だと思います。



18世紀の陶器です。
また、使われてきたものだと思います。

チップや釉薬の削げは普通に見られます。


でもこの雰囲気。
18世紀にしか出せないフランスの陶器の素敵が詰まっています。



微妙〜なリムのユラユラ感が、またいいですね♪



釉薬の削げ。

18世紀のもの、実用にはお勧めしていませんが、既に使用感がでていて、使われてきたものですので、もしお使いになられる場合は、縁のお直し、液体には使用しないなどの工夫をされてください🙏



裏には壁に掛けられるように穴が2ヶ所空いています。

そして、下地に見えている赤土。
このお色がまた素敵です。




少し深みのある形です。


絵付けがないので、かしこまってなく、お気軽に、と言うには長生きされてきた陶器さんには失礼ですが、生活の片隅にちょこっと楽しんでいけるかな、と思うアンティーク陶器です。



2枚目。



キズは釉薬を乾かす際に出来たもの。



こういったキズが3点あるのが当時の陶器の特徴でもあります。
表だったり、裏だったり、側面だったり。





ゆらゆら。




赤土が透けているの分かりますでしょうか。

また釉薬のぽってり具合も素敵な器です。








☆☆☆


次回の更新でオンラインショップに載せる予定です♪

どうぞお楽しみに!!!


ギャルリーイデコ

https://grenierideco.com/?category_id=5e1c95f35b120c5d02cfa620

オーナー☆イデコ



2021年7月5日月曜日

18世紀 イタリア 白釉 Nove di Bassano 3枚

 大変趣のある白釉の大皿3点のご紹介です。

直径が、大36.7cm・中33.3cm・小29cm

になります。



3枚一緒が一番理想的なのですが、日本では場所の問題、また3枚だとお値段的にも大変難しいものがあると思います。

ですので、3枚別々での販売となります。

ただ、この3点セットではもう二度と出会うことは出来ないであろうお品です。

Nove di Bassano窯は現代作家さんが今でもこの伝統的な形を守って生産を続けているようです。

手にとっていただければ、現代のものとはオーラが違うこと分かっていただけること間違いなしです。
陶器製の食器が作り始められた、工業化する前の貴重なものです。

18世紀のムスティエのお手本になったのが17世紀のイタリア陶器です。
それを考えても元祖だけに美しい。



一番大きなものは直径36.7cm。
18世紀後半だと思いますが、この年代のものにしては大変状態が良いと思います。






黒い斑点が少し見られます。


裏を見ると古いものだということが分かりますね。



3枚とも軽いチップ、釉薬の削げが少しは見られます。
詳細は更新後のオンラインショップで御覧くださいませ🙏



次は中くらいの大きさのプレートです↓

中は直径33.3cm







素地に黒い斑点が見られます。
他のものにも見られますが中の大きさは他のより多めかもしれません。

ケーキを焼いた際に中の大きさのお皿使ってみました。
直径23cm程の焼き菓子です♪
すが沢山入っているのは見なかったことに💦笑

イデコが焼いたようなケーキでも素敵に見えるんですよ。
ということが言いたかった爆




裏も味がありますね〜。

そして一番小さいもの↓

直径29cmです。

これくらいなら大皿と言わずワンプレートになりそうなプレートですね。







このユラユラした表面がまた堪りませぬ。







3枚並べてみるとそれぞれに表情が違って面白いですね。



3枚重ねても美しい。。。



大↑

中↑



小↑
小さいのは取り分け用のカトラリー使うにはちょっと無理がありますね笑



素敵なイタリア陶器のプレートたちです♪

なんかこう、なんとか焼き、みたいで美味しそうですね。笑




☆☆☆


以上のお品ものは7月中にはオンラインショップでご紹介できそうです。
今月はちょっとゆっくりペースで進めています🙏

どうぞお楽しみに💓


ギャルリーイデコ

オーナー☆イデコ