2020年9月22日火曜日

18-19世紀 ムスティエ テリーヌ スーピエール ダメージあり

白釉が美しい、ムスティエのテリーヌ。

18世紀後半か19世紀初めごろかと思いますが、このフォルムだとテリーヌのほうが合っているかなと思います。

大きめのダメージがありますので、こちらに負担があまりかからない程度でなるべくお安くできるようなお値段設定にさせて頂く予定です。(送料の方が高いんですけどね💦)


なんとも言えない雰囲気ですよね。





もうお分かりかと思いますが、蓋の持ち手がクリーム色っぽく見えていますね。

持ち手は修理されているようです。



あと、本体にも大きなヒビがあります。



各面を御覧ください。




表面はツヤツヤで、使用感があまり出ていません。

飾っているうちに落としたりぶつけたりされたのでしょうかね。

修理跡が見られますので大切にされていたには違いありません。



赤土の素地の上にぽってり厚めの白い釉薬がとってもムスティエらしいお品です。



ヒビを覆うように、蓋のつまみと同じ色めの塗装が塗られていました。

私の方でその塗装は剥がし液で剥がしてあります。

ただ細かなところまでは手が行き届いておらず、蓋のつまみだけはそのままです。



艶はいいんですよねーーー。

もったいない。



塗装の残りなどご勘弁を。

ペンキ剥がしで容易に取れると思います。

剥がし液をご使用になられる際は、ベンジンなど含んでいると思いますので、換気を忘れずに。

また力を入れすぎませんように🙏

私も力を入れるのが怖くて、少し残ってしまった塗装です🙏



金継ぎとか、目立たない方法でのお直しなどで補強されると長く保管できると思います。

これだけ大きなヒビですが、すでに接着はされているのか、グラつきはありません。




ここからヒビが始まっています。

ここも塗装残っています。



取っ手の角にチップ。



反対側の取っ手。

微妙にくねったデザインなんですね。

なかなか思いつかないデザインです。





その反対側の取っ手にも釉薬の削げ。




脚にお直し跡。





お直し跡のアップ。





他の箇所にもお直し跡。



蓋です。



りんご?の装飾が取れてしまったのでしょうか。それとも表面だけが風化していたのか、りんごに塗装してあります。



こちらも結構頑丈にくっついています。




ベンジン吸いすぎないよう途中でやめてしまいましたが、根気よく剥がせば綺麗になるかも知れません。

陶器修理の専門家の方にやっていただくことをお勧めいたします♪




蓋のフチには釉薬の削げ。




反対側は比較的良い保存状態。




蓋の内側もツヤツヤです。



フチに窯キズとお直し跡。




ダメージを全体的に見てみると、本体のヒビと、蓋の持ち手のペイント、となります。




この状態でもらってくださる方へ。










 ☆☆☆


以上のお品ものはまもなくグルニエイデコのオンラインショップにお目見えいたします!

どうぞお楽しみに💖

グルニエイデコのオンラインショップ

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