2021年6月30日水曜日

18-19世紀 白いファイアンス 紋章の絵付けプレート

中央に紋章が描かれた謎多きファイアンス製の大皿になります。


公爵の冠が絵付けの中に見られ、貴族の結婚の際に絵付けされたプレートになるのではないかと思いますが、ファミリーまでは特定できませんでした。

ボルドー側か南仏に存在した貴族の紋章のようではあります。

窯もムスティエかヴァラージュと聞いていますが、はっきりした事は不明なままです。




白釉に黄色い縁。
18世紀のヴァラージュ窯にも黄色い縁のものが見られます。



作りからして、新しくても19世紀初期ごろのものではないかと思います。



ライオンが2頭。

左と

右に。

中央にあるモノグラムがCとTのようですが、新郎新婦のイニシャルだったのではと思います。


この冠は公爵の冠です。



裏。



裏にの記述がとっても興味深く、剥がさないでおきました。笑
(洗ってあります)

白いムスティエ
多彩色の絵付け
紋章
VRのサイン
18世紀の興味深い品

と書いてあります。
裏には黄色でVRのサインがあります。

謎が深まるばかりです。
とにかく大量生産されたものではなく、結婚のレセプション用として作られた珍しいプレートなのだと思います。




縁には釉薬の削げ。



大型のプレートです。
左はボルドー窯のデザート皿です。
大きさ比較に♪





☆☆☆


どうも南仏が似合っているプレート。
南仏のものでしょうかね。

釉薬にムラや削げは見られますが、ヒビやカケは見られません。

次回の更新時に販売する予定です。

どうぞお楽しみに!



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