2019年9月11日水曜日

Bordeaux LAHEN et RATEAU クリームウェア ティーポット

イギリス陶器のスタイルの影響を受け始めた時代のボルドー窯のお品です。
当時の経営者LAHEN et RATEAUの刻印の入った珍しいものです。

クリーム色単色の柔らかな素地には前面には、オークの装飾がレリーフになった素敵なポットです。




ですが、
蓋もなければ、注ぎ口先端がカケており、実用には向きません。

そうでなくても19世紀初期の陶器は実用には向きません。

と、分かって使っていただく分には良いと思います。(笑)
お直ししたとしても日常使いは難しい大変古いお品です。






ちょうどDavid Johnstonの刻印に切り替わる頃のお品で、1831年頃のものになります。

188年ほど前のお品です。






注ぎ口が大きめにかけてはいるものの、他はかなり綺麗な状態で保存されています。






お直ししてインテリアの飾りに、またコレクションにされるのが理想的です。


クリーム色の素地、オークの葉やドングリの柄がとてもイギリス的だなという印象を受けます。




LAHEN et RATEAU時代の窯はボルドーとペリグーの間程にありました。






使われた形跡があまり見られないので、大切に保管されていたであろう事が分かります。

ぶつけたか、落としたか、注ぎ口にカケができてしまったので手放したのか。





内側を見ると使われていなかった様子が分かります。





茶こし部分もきっちり作ってあり、イギリス陶器のきっちりさを伝授してくれたんだなと感じます。





残念なカケではありますが、VIEILLARDでもDAVID JOHNSTONでもない、それよりも古いものという事で大変価値があります。





注ぎ口のアップ。





注ぎ口のアップ。







注ぎ口のアップ。






取っ手の様子。


 


取っ手の様子。






取っ手の様子。
裏に製造時にできたであろう小さな亀裂が見られます。






黒い点。

もしくはキズ?





レリーフの詳細です♪






素敵ですね♪

そしてまた、ポーセリンでも砂岩でもなく、ファイアンス(陶器)製だというところが素敵です。

また葉っぱの間からチラチラ見えるドングリたちが可愛い事。







フチに小さなチップが1か所。





クリーム色が素敵な珍しいお品です。





裏まで綺麗ですね。






刻印もしっかりした文字体です。





お水を入れることはお避けいただきたいのですが、ドライフラワーを飾ったりするのはいいですね♪

とっても絵になると思います。








他のアンティークと上手に組み合わせて是非ぜひ飾ってみてください♪



☆☆☆




オーナー☆イデコ