2019年9月18日水曜日

Pont aux Choux ポントシュー, Rambervillers ランベルヴィレー, Boch ボッホ などのファイアンスフィーヌ

9月下旬更新分のお品もののご紹介です♪


18世紀のファイアンスフィーヌ、アイボリー色のレリーフカップ&ソーサーやティーポット、大型プレートをご用意しております。





すべて実用不向きな商品です。

コレクション用、また、たま~にカップボードから出してこっそり楽しむ程度でお願いいたします。(笑)




左から#1,#2

ランベルヴィレー窯のカップ&ソーサーが2客。

別々に販売です。




#1

可愛いお花とシード(種)のようなドットが素敵なレリーフのカップ&ソーサーです。

いったいどんな方が使われていたのでしょうか。
こんな可愛いカップ。





 #1

レリーフの表面に擦れや釉薬の削げなどが見られます。




 #1

カップもソーサーにも貫通したヒビが見られます。





#1

カップ表面から見たヒビの様子。

それにしてもお花の花びらが繊細で、とっても可愛いレリーフです♪



 #1

ここまでが#1でした。


☆☆☆






 続きまして#2






 #2






 #2

やはりレリーフの表面に擦れや釉薬の削げ、そして脚にキズなどが見られます。






 #2

カップには貫通したヒビが1か所、ソーサーのフチにキズなど。





 #2

フランス革命前のお品ものになるのではないかと想像いたしますが、ヒビが見られるもののここまで良い状態で残っていてくれたことに感謝です。

レリーフもくっきりで、本当に美しいカップ&ソーサーです。




☆☆☆





次はポントシュー窯の米粒レリーフカップ&ソーサー。


ご覧いただいている通り、カップのフチ奥側にアクシデント的なチップとそこから出ているヒビが見られます。
ソーサーのフチに一部削れたような跡が見られます。




上から見るとソーサーの削れ部分は上の方に。

カップのアクシデントも上の少し右側の方に見られます。






見ずらくて申し訳ないのですがカップのヒビがフチの右側の方に見えています。






コレクション、インテリアの飾りに、とっても絵になる素敵なファイアンスフィーヌです。






艶もよろしいです♪









ここでちょっとランベルヴィレー窯とポントシューのカップの違いなど。




素地のお色が多少違うのがご覧いただけると思いますが、ポントシューの方が少し白っぽい気がします。

いつも白っぽいかというと、そういう訳でもないようなので、はっきりそうだとは言いきれないのですが。







左ランベルヴィレー窯、右ポントシュー窯。






面白いのがソーサーで、ランベルヴィレー窯の方は、ソーサー裏にレリーフがあり、フチの高さがせり上がっています。
ポントシューの方は普通に表側にレリーフが付いています。

面白いですね♪

そしてポントシューのカップの持ち手はとってもポントシューらしく、カスタードカップ(デザート用カップ)の持ち手もこのフォルムです。



☆☆☆


18世紀ランベルヴィレー窯もしくはリュネビル窯のティーポット。

(実用には向きません)



ティーポット。

ティーポットなのかコーヒーなのか、ココアなのか、未だに区別が分からないオーナーなのです。

ティーポットらしい形ですので、やはり紅茶用だったのでしょうか。






ご覧の通り、蓋のつまみが取れてなくなっております。






レリーフやフチの表面にスレなど見られますが、かなり状態の良いお品です。

先ほどもいいましたが、蓋のつまみが取れていますので、陶器の修理が出来る方にお願いされると良いかと思います。






綺麗でしょ???
















取れたつまみの跡。







内側の釉薬にムラが見られます。

でも内側も大変綺麗。






注ぎ口には少しの釉薬の削げが見られますが、大きなカケやヒビがなく、良い状態です。










綺麗でしょう?????


あらためて。(笑)


お花のブーケと、シードレリーフ、下の方が波打ったような素敵なレリーフでアクセントが付いています。






あともう1点。




大型プレートもご用意しております♪





1800年頃の大型プレートでボッホのものだと聞いています。

繊細なお花が散りばめられたレリーフ。






可愛いですね♪














よく見るといろんなお花が入っています。






カトラリーのキズ。

お肉料理を切り分ける際に、もしくはケーキを切り分ける際についた跡ではないかと思います。


現代のフランスのナイフは切れにくいのですが、19世紀までのナイフはとってもよく切れるんです。
傷つけたくなくてもキズがついてしまったのでしょうね。






裏。

刻印はありません。






フチに擦れ。




ですが、大変状態のよろしいお品です。





大型のお皿は大変珍しいです。





このお皿は使っていただけそうです。








☆☆☆



美しいレリーフの18世紀のファイアンスフィーヌたち、いかがでしたでしょうか。



オーナー☆イデコ