2020年10月20日火曜日

オクトゴナルマニア Fouque et Arnoux 19世紀 白いオクトゴナルプレート

政治的な理由でムスティエ・サント・マリーから離れなければならなかったムスティエの窯がトゥールーズ近郊にやってきて、1820年に開いたのがフーク・エ・アルヌー窯です。

ファイアンスフィーヌの陶器に使われる白い素地、カオリンがピレネー地方でも採掘されていたようで、18世紀のぽってり陶器ではなく、19世紀の洗練されたファイアンスフィーヌの製造が行われていました。



すっきりした白い陶器はクレイユやモントローのオクトゴナルに非常に近い雰囲気です。


フーク・エ・アルヌーと以前にもご紹介したValentine窯は関係があるようで、同じ窯なのかも知れません。




フチにチップと内側のエッジにカトラリーのキズ跡。



別の場所にチップとシミが少し。




角にスレが見られます。





表面にはカトラリーのキズやスレ。






新品がお好きな方には気になるところではないかと思いますが、アンティークに慣れていらっしゃる方には大したことのない、逆にこういうところが好きな方もいらっしゃるでしょう。





裏。


 裏にはAFの刻印。
これが逆さまになっている刻印もあります。



裏の窯キズ。


裏の窯キズ。

1箇所突かれたような跡が裏に見られます。




全体に細かな貫入が入っています。



角以外はフチも比較的綺麗。




モントローのオクトゴナルよりも断然数の少ない、マニア向けのオクトゴナルです。

こうした珍しいオクトゴナルは、コレクションされている方から手に入るときがありますが、本当に色々な窯が作っていたのだなぁと実感します。

今後もオクトゴナルマニアシリーズ、たまにご紹介できたらいいなと思っています♪




素敵な佇まいのお品です。



また、グルニエイデコの方でもいくつかの窯のそれぞれ時代の違うオクトゴナルたちについてもご紹介する予定です♪
少々お時間いただきます🙏

どうぞお楽しみに❣

☆☆☆


以上のお品ものはまもなくグルニエイデコのオンラインショップでご購入になれます。

更新日時はオンラインショップに会員ご登録して頂いた方にお送りしております❣
https://grenierideco.stores.jp/

ご登録方法が分からない方はお気軽にご連絡ください♪
https://grenierideco.com/inquiry


オーナー☆イデコ