フランスアンティークファンには、まだまだ知られていないイギリスの窯。
ゆっくり説明しながらご紹介をしていきたいと思います。
今日はお皿を2枚。
ここでは1枚、もう1枚は次のブログでご紹介いたします。
早速ですが、写真を見ながら・・・
このお皿、
http://galeriesideco.blogspot.fr/p/18.html
ギャルリーイデコのページでも一度お目見えしています。
イギリス特集を・・・
と構想だけで、ついついフランスアンティークの方を優先していたら、とうとう(と言うのも何なんですが笑)ありがたい事にお問い合わせをいただきました。
そうでもしてくれないと、とろいイデコの事です。
ご紹介できるたとして来年になっていたと思います。
そんな前置きはどうでもいいですよね、すみません。
このお品は、イギリスのものだと聞いております。
クリームウェアはクィーンズウェアとも言われていて、王室御用達の由緒正しい窯のもの。
スタッフォードシェアやリーズ窯によく見られます。
編み込まれたパニエ(バスケット)風の中央部分と、リムのカットワークがまた美しく。
更にリムの端には植物のモチーフのようなレリーフが波のように並んでいます。
これは18世紀のもの。
なぜかと言うと刻印がないからなんですが、作りがどこか不器用な雰囲気。
写真ではお分かりになりますでしょうか。。。
18世紀のものにしては底の部分にちゃんと脚のようなものが付けられていて、フランスの18世紀の食器より技術が進んでいます。
それでもやはり、完全な「円形」ではなくちょっと歪んでいますね。
でもそこがかわいいんです。
こんな暖かい雰囲気のあるお皿は現代では見られませんね。
あ、でも日本の陶芸作家さんの作品なんかはかなり良いものありますね。(*^^*)
次からの写真で特記する部分をご説明いたします。
カケ。
一番初めの写真で言うと、このカケは下に来ます。
時計で言うと、6時より少しだけ左に位置した場所にあります。
裏にキズが集中した場所あり。
裏側のカケ。
釉薬はうっすらグリーンです。
釉薬の厚くかかっている部分に貫入が見られます。
表面には少しキズはありますが、目立つカトラリーのキズなどはありません。
黒い点は汚れかシミかと思いますが、
洗ってはありますので、落ちにくい汚れもしくはシミ、もしくは混入物かもしれません。
見えにくい場所です。
少し深みのあるお皿です。
このパニエ、カットワーク、波型のレリーフの3段パンチのような美しさ。
(もっといい表現ができないのでしょうか、ギャルリーオーナー…)
自然光や照明により浮き出てくるレリーフの陰影が素晴らしいお品です。
デザート用のお皿。
お菓子でもサンドウィッチでも。
乾きものに適しています。
ご売約済みです。
ありがとうございました。
オーナー☆イデコ