アプト窯最期の大変貴重なものです。
シミや風化は見られますが、大切にしてくださる方へ。
私もはじめはどこの窯?と思っていたわけですが、最近とあるフランスのオークションサイトでも「ポントシュー?」とかタイトル付けるフランス人まででてきて、まったく酷いものだわ〜と思っています。
白くてレリーフならなんでもポントシューかい❗ありえないでしょう😂
確かに窯不明というよりは”ポントシュー・ハテナマーク”の方が見る方も増えるでしょうしね。
お気持ちは分かりますが、そういうの発見した際にはイデコはとってもモヤモヤッとします。爆
それだけ美しい、とも言えるでしょう。
ここでは簡単に3タイプのお皿をご紹介します。
憧れであったであろう、クレイユエモントローのお皿たちと一緒に並べてあげました。
なかなか会いますね💓
アプト窯19世紀終わり〜20世紀初め頃の南仏アプト窯が衰退していった時期のものです。
はい、アプトといえば黄釉の素敵なお皿ご存じの方も多いと思います。
南仏でも19世紀終わりになって、鉄道が発達するとともに、パリや北の方の当時流行りだった白いファイアンス陶器に人気が出ます。
南仏でも購入できるようになって、今までずっと見てきたアプトやムスティエなどが廃れてしまった訳です。
前にもお話したことがあります。
その最後の窯主がパリのような白い食器作りをしたいが、アプトの窯には技術も資材もない、とアプト市に懇願書まで書いた、なんとも悲しいお話からできたお皿たちなんです。
恥を偲んでの懇願書、そしてやっとできた白いレリーフの食器。
いちごのレリーフはやはり、クレイユエモントローに到達したかったか、それ以上になりたかったのでしょう。
ただ、どうしても工業商品というよりは、南仏陶器の不器用さが残る人間らしいお皿たちです。
それが、今となってはそれが逆に大変な魅力になっております。
裏の刻印には、アプト市のエンブレムとAPTの文字が入っています。
アプト窯のご子孫の方たち、また陶芸家の方たちが、伝統的なアプト窯の陶器を再現しようと、20世紀中頃から現在でも何人かの職人さんが頑張っています。
こちらの陶器たちもとても素敵です。
ただ古いものと混同されませんように🙏
以上のお品ものたちはまもなくグルニエイデコのオンラインショップで販売いたします💓
オーナー☆イデコ