美しい絵付けの18世紀の器のご紹介です。
陶器専門の鑑定士さんによると18世紀のソー窯のものだそうです。
ドラジョワーとは、ドラジェ用の器のようです。
ボンボニエールにはキャンディーを入れますが、それのドラジェ版と言ったら良いのでしょうか。
アーモンドにチョコレートや砂糖がコーティングされたお菓子、ドラジェはかなり昔から食されていたのですね。
19世紀の蓋付きのボンボニエールとは全然違う形です。
大きな器ではありません。
デザート皿ほどの大きさです♪
食後のコーヒータイムにドラジェがこんな器に入ってきたら、きっと皆さん食べますね。笑
ちょっとフチがせり上がっています。
発色も良く可愛い色合いで、フクシア色、黄色、ブルーなどが絶妙に美しい組み合わせです。
どこの窯なのかはフォルムや絵付けで判断するのだと思います。
お花が中央ではなく、中央から外れたところにあるのもまた特徴的ですね。
絵画を見ているかのようです。
間違えたら修正できないでしょうから、丁寧に、でもシュシュッと一気に描くのでしょうね。見ているだけで息が止まります。
人工顔料がない時代にこの発色は素晴らしいですよね。
フチには不具合を隠すかのように塗られたグリーンの顔料。
それをまたカバーするかのように、ところどころ葉っぱが散っています。
小さなチップにはそれがないので、最近のもの、だと分かりますね。
飾れるように脚の上の方に穴が2ヶ所あいています。
プレートなどには脚がないのが18世紀の陶器の特徴とも言えますが、洗面器やサラディエ、コンポティエ(このお皿も含めて)には脚が付いています。
そして、裏の窯傷にもカバーするかのように、グリーンの顔料で葉っぱが描かれています。
これがとってもマルセイユ陶器を思わせるのですが、絵付けのお花の特徴からソー窯だと判断されたんでしょうね。
これだけ見ると、本当マルセイユ窯なんじゃ?と思ってしまいますが。
目立たないラインなどありますが、18世紀のものとしては状態の良いものになります。
☆☆☆
詳細などはプレビュータイムでご覧ください。
更新日時はメルマガでお知らせします。
会員ご登録頂いた方にメルマガ送らせて頂いております。
どうぞお楽しみに♪
オーナー☆イデコ