2020年8月29日土曜日

MONTEREAU モントロー 19世紀 白いスーピエール

モントローの白い、むしろアイボリー色のスーピエールです。
古典的なフォルムが素敵なお品です。




グルニエイデコのブログでご紹介しようかと思ったのですが、だんだん貴重になってきてお値段も上がってきている19世紀のアンティーク食器たち。

こちらでご紹介しておきたいと思いました。





1830-1840年頃。
モントローの刻印のあるスーピエール。

夏の大きな蚤の市は中止の中、中止にならなかった市に行き見つけたもの。
あ、ジアンのスーピエールだ!と近づいて、刻印も確認しないままに購入して帰りました。(イデコらしい💦)

帰って洗ってみると、モントローの半月の刻印を発見。
ジアンでもいいと思っていましたが、モントローとなるとやっぱり嬉しい。

この蚤の市は楽しい場所ではあるが、いつも購入するものは1個か2個。
毎回、やっぱりな、で終わる、でも見るだけなら楽しい市です。

中止しなかった市なので、ヨーロッパ中から人が集まりいつも通りかそれ以上に混雑していました。

今回も2点だけ購入してさっさと退散。

友達のいる田舎へ同流しました。ほっ




この少し尖った感じのエレガントなフォルムの蓋が素敵です。






持ち手の装飾も美しく。
古典主義な雰囲気。

シンプルだけど、ちょっとしたところにも気を抜かない。





反対側。






反対側。






蓋のつまみはマーガレットのお花のような装飾。






蓋にも本体にも、引っかきキズが多数あります。

ですが、大きなカケやヒビは見られず、古物として良い状態です。






蓋の裏。

シミなど。




蓋の縁にスレ。






シミのアップや素地のムラが一部。





蓋のつまみアップ。

きのこみたい。






本体の内側を見てみましょう。






内側もキズやシミが一部、キズなどあります。







これぞ生きてきた証。

とってもアンティークの良い雰囲気を持ったスーピエールです。







底にキズとシミ。






内側のサイドの様子。







外側のサイドの様子。

引っかきキズに色が付着していますが、このままでアンティークらしく、漂白または念入りに洗う事(擦らない)で白くなる気がします。






本体持ち手のアップ。






裏にチップが1ヶ所。






反対側の持ち手。






裏のそれぞれの角にチップ。







製造時の素地のムラが持ち手の下の方に。







脚にシミが見られます。





脚の裏。

チップが2ヶ所。





刻印。

半月のモントローと数字の6?

半月でもオクトゴナルシリーズのように、20世紀のものもあります。
半月に数字がこのように入っていれば19世紀と分かりますが、半月にFRANCEとかHBCMとあれば20世紀。
半月だけでも19世紀のものもあれば、20世紀のものもある。

業者さまで、知っているのに19世紀もしくは1800年代としていらっしゃる方は訂正されてくださいね🙏

知らないとしたらまた恥ずかしい。。。ですけどね。

よく見る特に綺麗な状態のオクトゴナルたちが20世紀のものだっていうの、もっと広まって欲しいです。

もちろん19世紀のものもあります。
だから判断が難しいんでしょうけど。。。。。。。。。。。。。。。。?





本体を両手で持つときに、この持ち手がしっくりきて、感心します。

是非お手にとって御覧いただきたい。。。

今年は日本に帰りませんので、今年の11月のイベントはキャンセルしました。😭


でも、こちらから発信できるなにかを企画してみようと思ってはおります💖






佇まいの素敵な白いスーピエール。







だんだん貴重なものになってきています。






これに出会えて、触れることができて、嬉しかったです。






モントローの白いスーピエール💚



☆☆☆



間もなくグルニエイデコのオンラインショップで販売いたします。
詳細はUP後のオンラインショップでお確かめください🙏

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どうぞお楽しみに❣

オーナー⭐イデコ


グルニエイデコのオンラインショップ
クレイユエモントロー

2020年8月4日火曜日

GRANDVILLE Metamorphoses du jour グランヴィル メタモルフォーズ・デュ・ジュール 新装丁版 ボックス+カバー+栞付き

19世紀フランス人風刺画家グランヴィルの本になります。

当時の人々の日常を描いたものになりますが、頭が動物に置き換えられた興味深いイラストです。

フランス語の本ですが、特にグランヴィルのイラストを楽しんでくださる方にオススメです♪



1854年版。
装丁は美しいマーブル紙が使われており、ボックスに入っています。

オリジナルの表紙ではありませんが、大変美しいマーブル紙とセンスの良いグレーの革がまた素敵です。
装丁は1982年に装丁師の方にお願いされているようで、大変プロフェッショナルなお仕事を垣間見る事ができます。






グレーの革の背表紙に色焼けが見られます。





中身を出すと、本には更にカバーが付いています。




こちらはカバーになります。






カバーを開けると、





内側は目をみはる美しいグリーンのスゥエード革。






一番右が本です。





表側。





背表紙。





裏側。






背表紙の反対側。
左からボックス、カバー、本になります。





ボックスの角に切れている部分があります。






落ち着いたグレー色の革です。
センスいいですね♪







このグリーン!
とっても綺麗⭐

本の装丁に革なんて、高級感ありますね。





ボケててすみません。。。

上の方に金彩が施されていて、綺麗です。
サイドと下には見られません。

おそらくページの大きさが揃っているのが上だけだからでしょうか。
バラバラだと金彩付けにいですものね。





しかも、この背表紙の内側の処理が、また素敵です。


本当に装丁が素敵でなかなか本題に入れませんが。

すべてご紹介したく💖






まずページを開くと、

右上に1853年以降の書盤であることと、購入されたのが1982年、そして装丁し直されたのが同じ年の1982年になっています。

それまでの状態も気になりますが、このように美しく生まれ変わってくれるなら、ありがたいですね。

そして、小さな馬のラベルが中央近くに見えています。
蔵書の持ち主を表す小さな蔵書票のようです。

当時は高価な(今でも)本だったことでしょう。
盗難防止にはなりませんが、見つかった際に持ち主の証となるラベルのようです。




印刷会社のマーク。

パリの会社だったようです。








そして、終わりも綺麗なグリーンのスウェード。






センスの良いグレーの革。






栞。




伝統あるマーブル柄のボックスとカバーも素敵です。




☆☆☆


販売済みです。🙏
ありがとうございました💖💖💖

コピーされる方がいらっしゃいますのでイラストは削除させていただきました。m(_ _)m





オーナー☆イデコ