2017年11月14日火曜日

ポントシューはじめ 18世紀のアイボリー色のお花レリーフのプレートたち 11/25からの展示です♪

 初めに、

展示会では25日と26日のみ18世紀の陶器たちの展示をします。
18世紀のものは大変高価で、19世紀のものとは大幅にお値段も違います。
当日展示会で、お皿を持ち歩くのはご遠慮くださいませ。
破損させてしまった場合には、お買い上げ、いただきますので、申し訳ありませんが、よろしく、お願い、いたします。m(__)m

ご購入されたい場合は、イデコかエリックかお手伝いに来てくれるまこと(女性)さんに言っていただければ、ポストイットを付けて確保しておきますので、ギャラリー内をゆっくりご覧になってください。



では本題に♪

18世紀のお花のレリーフのお皿たちには刻印がありません。
そして、いろんな窯のものがあるはずなのに、フランス人でさえ皆がポントシューだと言い張ります。

今回はオタクなイデコが自分なりに特徴を解説してみます。


今回お持ちするお皿たち。
ユラユラしたリムがなんともみんな個性的で、主張してきます。


似ているけど、違う窯なの❣って。(笑)



これなどは、フランスではなくベルギーかルクセンブルグなどの窯なのではないだろうかと勝手に思っています。
仕入れた先もベルギーからだったり、セットフォンテーヌ窯だとも言われたことがあるからなんですが、
はっきりした事は不明です。すみません。

BOCHかセットフォンテーヌなのかなぁ???
リムや後ろを見ていただくと分かると思いますが、フランスの1770-1788年の間に作られたお皿に比べてラインがはっきりしています。
きっちりした作りができる北の方の方なのでは?と思いました。
フランス人のような大雑把な作りとは違い。

ところで上のものはリムや裏に黒ずみが見られます。

下のものはラインなどがあります。
上と下と合計2枚あります。




ツヤツヤです。


こちらもいつも悩むのですが、ポントシューかサンクレモン窯のプレートたち。



1枚には大きなダメージが見られます。
金継など修理してくださる方へ。
これも日本まで無事に到着しますように。。。👐

上のものと下の写真のものは同じだと思うのですが、よく見ると少し違うレリーフのような。。。

ポントシューとやはり言われたものです。

 2枚目にはカケが見られます。



こちらは、リュネビル窯ではないだろうかと思うプレートです。
リュネビルとランベルヴィレーと近い事もあり、どこか似ている気がします。
リュネビルかランベルヴィレーのいずれかになるのでしょうか。



このお花のレリーフも可愛いですね。




そして大き目のプレート。


ラインがいくつか見られるのですが、比較的サイズが大き目で珍しい、
18世紀のリュネビル窯のプレートになるのでしょうか。



このぽってりしたお花の柄がガイド本で見たリュネビルのレリーフに似ています。



そして珍しい、
まあ全部珍しいのですが、

ひし形に近いような、小さめのお皿になります。

今回1枚だけでご紹介できます。


ポントシューかな?
と思うのですが、どうでしょう。

ふた付きのデザートカップのレリーフにそっくりな気がするのですが。。。
ソー窯かなとも思ったのですが、ガイド本のもののレリーフとまた少し違うような気がします。



この素感は実際に見ていただきたい。

美しいプレートです。


このひし形のレリーフ皿は、上の写真でいうと右側を左側のレリーフの柄が違うんです。
おそらく上と下でレリーフを変えて作られたのでしょう。
手前に来る面と奥にの面があるという事なのでしょうね。



お気に入りはありましたでしょうか?




☆☆☆


- L'Avent・・・ avant NOEL -

アドヴェント クリスマスを待ちながら・・・



☆  

2017/11/23-26
場所:東京根津 喫茶・ギャラリー りんごや 

☆ 


☆ 展示内容 ☆

<パート1>11/23・24
ヤドリギ特集♪ &ナポレオン3世の額とアブストラクト写真

<パート2>11/25・26
ポントシューなどの18世紀陶器 & ナポレオン3世の額とアブストラクト写真

<パート3>11/26 夜8時 ~11/27 朝10:00まで
グルニエイデコ オンラインショップ用商品のUP ヤドリギと18世紀の両方
http://ideco.ocnk.net/




2017年11月13日月曜日

18世紀 Rambervillers ランベルヴィレー窯 アイボリー色の食器たち 25日からの展示です。

リュネビルやサンクレモンと言った町から遠くない場所にランベルヴィレーという町があります。

ランベルヴィレー窯の食器たちが作られていた場所で、1730年代から存在していた窯で、1866年に閉鎖されたようです。

19世紀半ばに作られていたのがこちらのお皿。

こちらも25日からの展示となります。



後ろに脚みたいな部分が付いてくっきりしていますね。
19世紀らしく技術が進んでいるのが分かります。

 そして、ここからご紹介するのが18世紀のランベルヴィレー窯のお品たち。
と言っても2点だけです。


耳付きブイヨンボウル。

 このお花のレリーフと仕切りがランベルヴィレーらしいところなのではないかと思います。

お花のレリーフだけでは区別がつかない場合が多いのですが、仕切りがあって、そういえばお花の形もなんだか丸みを帯びている、と気が付くようになりました。



形あるものはお皿に比べて数が大変少ないのです。
内側に貫通したヒビが2か所見えていますでしょうか。
金継などして修理してくださる方へ♪
どうぞ割れずに届いてくれますように。。。👐

耳のレリーフも可愛いですね、お花付いています♪


状態のアップ


底に見られるヒビも裏に貫通しています。



 ガイド本から。
18世紀のランベルヴィレー窯のお皿というと、柄が付いているものが有名で、このようにお花とか、中国人の姿が描かれたものが作られていたようです。
そして、下のような柄の無いもの。

当時は柄のあるものの方が価値があり、今でもフランスでは柄のあるものが貴重がられます。
でも、柄ない方が美しいと思う私たちにとっては、手に入れられるチャンスが増え好都合ですね。(笑)


やっぱりこちらの方が素敵❣



古いものですので、素地や釉薬にムラが見られるのは普通なんですが、フランス革命前のものと考えるとかなり状態がよろしいのではないでしょうか。


 カケは1か所見られます。
表面には製造時にできた貫通していない亀裂なども。



ランベルヴィレーのレリーフはなんとなく分かるようになりましたね❣



いずれも貴重ですが、とっても素敵なお品たちです♪




☆☆☆


- L'Avent・・・ avant NOEL -

アドヴェント クリスマスを待ちながら・・・



☆  

2017/11/23-26
場所:東京根津 喫茶・ギャラリー りんごや 

☆ 


Merci 💕

2017年11月10日金曜日

グルニエイデコ展示会 オンライン整理券配布のお知らせです♪

グルニエイデコ&エリックペートル展示会の整理券配布日時のお知らせです。
オンラインですので、ギャラリーまで行かないでくださいね。(笑)

<L'Avent avant NOEL 11/23と11/25の整理券配布日時>
11月13日(月)夜8時 ~ 11月15日(水)夜8時まで配布いたします。

下記のアドレスへアクセスしてください↓
https://ideco.ocnk.net/form/laventavantnoel
今現在表示されていませんが、11/13夜8時に表示されます。

ご記入事項は:
*お名前またはニックネーム(本名でなくて結構です)
*ご希望の日にち23日か25日、または両方とも。選択肢が3つありますのでクリックしてお選びください。
*備考欄がありますが、特に何もなければ空欄で結構です。
*1通目の自動確認メールが届くと思いますが、2通目のメールで整理番号をお伝えいたします。

以上の予定です、よろしくお願いいたします💕
沢山の方にお会いできることを楽しみにしております。(*^^*)
いらっしゃれない方にも11/26展示会が終了した夜にはオンラインショップに掲載しますので、そちらもお楽しみに❣


☆☆☆


- L'Avent・・・ avant NOEL -

アドヴェント クリスマスを待ちながら・・・




オーナー☆イデコ

2017年11月8日水曜日

18世紀 ポントシュー Pont aux Choux 小さなカップたち L'Avent avant NOEL展 11/25-11/26用商品

ポントシュー窯のデザート用のふた付きカップ。

当時のデザート、カスタードクリームや生クリーム、シャーベットなどを使ったデザートを盛り付ける用のカップで、クリーム系のデザートが多かったことから、Pot a cremeポ・ア・クレームと呼ばれる小さなカップです。



蓋がプレーンなタイプですが、このセットで仕入れておりますので、蓋も含めてポントシューで間違いないとは思います。

ただ18世紀のクリームウェアの影響を受けているフランスの窯は他にもあり、お花のレリーフがそっくりだったりして判別が大変難しいのは事実です。


4面お見せします。
今回は1個しかありませんので、詳しく。


蓋のつまみは蕾か果物か、可愛くちょこんと乗っかっています。



シミなどは見られるのですが、状態はかなり良い方だともいます。

なんと言っても18世紀のマニュファクチュールの陶器と言えば、王族や貴族しか使えなかったものです。
ポントシュー窯が閉鎖した年は1788年で、フランス革命が勃発した年の1年後ですから、いくつものポントシュー窯の食器たちが壊されてしまったことでしょう。

そんな革命を乗り越えて、子孫たちにまたはコレクショナーたちに大切にされてきたものたちは本当に貴重なものだと思います。


思いませんか?


思いますよね。



簡単にポントシュー、ポントシューって一言でポンと売るのは気が引けます。



18世紀のものは普段使いにはもったいないですが、たまにカップボードから引っ張り出して、ちょっと使って見るなんていうのは私も良いなぁと思います。

決してガンガンお使いになれるものではありませんので、あらかじめお伝えしておきます。



シミとか製造時からあったようなキズなど。
はありますが、本当に状態が良いと言ってよいものだと思います。



レリーフの詳細です。

この美しいお花のレリーフが。。。


美しいレリーフが。。。



悩みの種なんですよね~。
ポントシューなのか、ソーなのか、サンクレモンなのか❣

いずれにしても素晴らしいお品です。


私のデジカメでは良さが伝えきれません。m(_ _)m
今年中にニコンのミラーレスを買いたいなぁと思っているところです。



美しい逸品でございます。


急にお言葉遣いも、お上品にしてみたりするオーナー☆イデコでございます。



そして、米粒レリーフのポントシュー。
これはさすがにポントシューで間違いがないと思います。

カップ&ソーサーが2客とカップのみが2点。
状態の良いものは1点だけです。

でも、ここまで残っていてくれたことに感謝と思ってくださる方に、もらっていただけたら本当に嬉しいなぁと思います。

仕入れ値が半端なくお高かったのですが、もうこれ以上できませんというお値段にはさせて頂きます。

 トレンブルーズと言うタイプのカップ&ソーサーから。
カップには大きなヒビが見られます。

 内側はきれいです。


ヒビはほぼ上から下まで。
でもこれでも残っていてくれて、本当にありがとうなんですよ。

金継とかして大切にしてくださる方へ。

 トレンブルーズという名前は、カップが揺れても大丈夫なように支えが付いているソーサーの名前のようです。
なくても大丈夫な気はしますが、当時はこれが付いていて安心しながらお茶してのでしょうかね。(笑)



私なら逆にカップ倒してしまいそう。
(カップのヒビは私の仕業ではなく仕入れたときにはあったものです。念のため(笑))

 トレンブルーズのソーサーにもうっすらとヒビがあります。

このタイプのカップ&ソーサーは18世紀までしか存在しなかったのではないかと思います。

とても貴重なトレンブルーズのカップ&ソーサーです。


そして、もう一つのカップ&ソーサーは、


それが、良い状態なんですよーーー❣
オホホ。

これは手放すのがもったいない。




でも大切にしてくださる方のもとへお嫁に行ってくれたら、オーナーも嬉しいです。



どうか、


 無事に日本まで到着してくれますように~~~👐


そしてカップのみが2点。


 両方ともフチに難が見られます。
上はフチに大き目のカケ。

金継などで修理してくださる方へ♪



もう一個も大き目のカケが2か所フチに見られます。

修理して、またはこのままの状態で気に入ってくださる方へ。

こちらに一緒にご紹介させていただきますが、他にイギリスのクリームウェアのデイジーレリーフのミルクポット、


 この角度からはきれいに見えますが、

 フチに大き目のカケ。

 クリームウェアの名前にふさわしく本当にクリームイエローです。

デイジーレリーフが可愛いお品です♪
 

そして、19世紀初期のシャンティイ窯のワニの蓋つきシュクリエもあります。


ワニって、珍しいですよね。

ワニって。。。

 なぜワニなのかは分かりませんが、ウェッジウッドの影響が見られるシャンティイ窯の素敵なお品です。



いずれもダメージはありますが、
いずれも大変貴重なものです。

特にワニは大変珍しいです。
今後出てこないと思います。



おさらい。

クリームカップ。
下のお皿もポントシューではないかと思うのですが、もう少し見てみます。

 

 米粒レリーフのポントシューのカップ&ソーサーたち。

18世紀の陶器たち特集、まだご紹介続きます♪

以上のお品ものたちは11/25(土)と26(日)の2日間、喫茶ぎゃらりーりんごやさんで、実際に見ていただけます。
その前には展示しませんのでよろしくお願いいたします。
また、18世紀の陶器たちは高額なものが多いです。
クレジットカードは基本的に受け付けておりませんので、なにとぞよろしくお願いいたします。m(_ _)m

残ったものはオンラインに載せますので、東京までいらっしゃれない方も26日の夜オンラインショップをみにいらしてくださいね❣



展示会用にオンライン整理券を配布する予定です。
11/13夜8時からの予定ですが、改めてブログの方でご案内させていただきます。


☆☆☆


- L'Avent・・・ avant NOEL -

アドヴェント クリスマスを待ちながら・・・



☆  

Merci 💕


追記:2024/8月
表記を一部直してあります。
Pot a cremeの事、クリームポットと言っていましたが、Google翻訳を信じていた当時の私がそう書いていました😱

フランス語でポアクレーム、英語だとカスタードカップが妥当でしょう。
混乱させてしまい、申し訳ありません🙇‍♀

私の書いてること引用すれば楽だというのはわかりますが、、、こちらも困ります。
皆様(業者様)も買付元のフランス人に質問したり、ご自身で調べてみてくださいね。
そうすればこのような間違いが広がらなくて済みます。
よろしくお願い致します🙏
本当に🙏