2017年4月29日土曜日

19世紀フランス クレイユエモントロー窯 ショコラカップ

大変珍しいクレイユエモントローのショコラショー用のカップのご紹介です♪

口径12.4㎝、高さ10㎝程の大型のカップです。




完品とか美品とか言えるお品ではありませんが、お目にかかれるだけでも嬉しいお品でございます💕(笑)

側面のレリーフがとっても素敵な大型のカップです。




薄っすらと青っぽい釉薬で引き締まった白がとても19世紀後半のクレイユエモントローらしく、美しい佇まいのカップです。


表面の艶はよく、

良くといっても現代の新品ではありませんので、古いものにしてはという前提です。
アンティークに慣れていらっしゃる方は意味合いがお分かりかと思いますが、写真からでは分からないこともあるかと思いますので念のためお伝えしておきます。


 持ち手の形が上向きに尖ってきれいなフォルムです。

ショコラカップの持ち手はなぜか上の方に高くデザインされているものが多い気がします。



上の二つはポーセリン製のショコラカップですが、どちらも持ち手の上の部分が高くデザインされていますね♪
とっても素敵です💕

やはり次回のグルニエイデコの更新でご紹介させていただきます。

 後ろから見ると持ち手の下の方に素敵なアンピール調の装飾が♪


 内側。




小さな点状のシミや釉薬のムラが少し見られます。


 手前側のフチの様子。


 反対側のフチの様子。
少し擦れなどの風化が一部見られます。



持ち手に近い部分に1.5㎝程の貫通したヒビが1か所あります。

 ヒビの部分を内側から見たところ。



取っ手の上の付け根の裏にシミが見られます。



 というのも、取っ手の付け根にヒビがあり、



 上の方はほぼ1周しているようですが、完全に取れているわけではありません。
右上の黒いシュッとしたラインはボールペンの跡で、すでに消してあります。すみません。。。

コレクション用としてではなく実用をとお考えの方には修理などをされた方がいいと思います。

アンティークの食器はコレクション用が理想的なのですが、皆さま実際にお使いになられる方が多い事からあえて実用使いの事に触れております。(笑)



 下の方の取っ手の付け根には一部亀裂が見られます。


 反対側には亀裂がなく


 下の方は比較的ちゃんくっついています。
付け根の中央に製造時にできた小さな亀裂があります。



後ろの方、持ち手の付け根の右側に擦れ。



持ち手の上の方に釉薬の削げが少し。



刻印は19世紀中頃のものです。



 脚裏にはアクシデントのようなキズが見られます。
そこから少しシミがしみております。



全体をもう一度ご覧ください♪



薄っすらと青っぽい白が素敵です♪



大変珍しい、レリーフの美しいショコラカップです💕



完売いたしました♪
MERCI♡♡♡


オーナー☆イデコ