2019年11月4日月曜日

Leeds Pottery 18世紀 イギリス クリームウェアの水切り皿

 イギリスアンティークのクリームウェアの水切りを2点ご紹介いたします。





右側のまさにクリームウェアなソースボートは前回ご紹介させていただきました。
今回はお皿2点になります。

いずれもリーズポタリー窯のお品です。






黄色みの少ないクリームウェアです。






直径17.5㎝程と小さなお皿です。

デイジーの花びらが素敵なレリーフです。




ちなみに右側はご存知の方も多いかと思いますが、19世紀クレイユエモントローのデザート用のレリーフ皿になります。
この白いお皿も決して大きなものではありません。

それよりも小さな可愛い可愛い水切り皿なんです。























中央のカットワークも可愛いデザインです。

どれだけの集中力が要ったことでしょうね。


花びらの先端3か所にお直し跡がありました。


お直し跡①



お直し跡①の裏。





お直し跡②





お直し跡②の裏。






お直し跡③




お直し跡③の裏。

かなり上手にお直ししてあるので専門家によるものと思います。




裏側。






脚裏に一部付着物。





ツヤツヤです。





細かな貫入や素地にムラなど。










少し黄ばんでみえる箇所がお直しの跡です。





それにしてもこんな可愛い水切り皿。
いったい何用だったのでしょうか。

それともおままごと用?

とっても可愛くて手放すのは心残りですが、気に入ってくださる方へ♪











そしてもう1枚は、植物の葉っぱの形をした水切り皿です。




リーズ窯の陶器と言えばこのカットワークが特徴的ですね。

そして、リムのレリーフもまた素敵です。





言わなければ気が付かないかもしれませんが、上の方に持ち手があったと思われます。

カケてなくなっているようです。




このシェルのようなレリーフが美しいですね♪

細かな貫入もまた味があって素敵です。





カット部分の詳細。





この部分ですね。

持ち手があった痕跡分かりますでしょうか。

持ち手があれば完ぺきではありますが、なくても分からない程度なら問題ない、と思ってくださる方がいらっしゃると良いのですが。

大変珍しい貴重なお品ですので。





裏方見た持ち手部分。

どんな形だったのでしょうか。





ツヤツヤです。




裏の脚は馬蹄のような曲線です。





窯キズ。






シミが一部に見られます。

ほんの少しです。





シミのある部分の裏側。





アップだと大きいのかなって思いますけど、この程度のシミでございます。








多少歪んでいるのかもしれません。

高さが均等ではないですね。

そこがまた可愛い♪





素敵なフォルムの水切りです。








これからブレグジットの関係で、イギリスものは仕入れが難しくなるかもしれません。
今のうちにご紹介しておきたいと思います♪


実物見ていただけたら嬉しいです💕
皆さまにお目にかかれるのを楽しみにしております!





☆☆☆