2020年11月22日日曜日

18世紀 お花の絵付けプレートたち La lumiere qui Porte le Bonheur展 から

お花の絵付けが施された美しい18世紀のプレートをご紹介します。



厳選されたものばかりです。

特に絵付けが素敵なものを選んでいます💓



素敵な絵付けですよね💓

カーネーションのようなお花が少しパープルの入ったフクシア色で、上の紫のチューリップも素敵です。

お花が中心じゃないのはなぜ?

って思いますよね。

これは、わざと外れた場所に絵付けするのが粋だった時代があったようです。
マルセイユの窯でも見られた絵付けで、「しばしば中心から外れたお花」とか「投げられたお花」とか表現されることがあります。

パニエに入ったお花、とか、お花のブーケとかではなく、自然の中に見るお花のイメージだったのでしょうかね。

投げられた花、とかちょっとかわいそうですけど。笑



リムには小花も絵付けされ、白釉にきれいな色が映えています。




中央に薔薇の絵付けがされた18世紀のお皿です。

白釉のぽってり加減がまたいい味を出しています。



花リムがまたいいですね。

ストラスブールらしいのですが、はっきりしたことは分かっておりません。




もう一枚同じ窯のもの。

こういうお花の絵付け皿は何枚も揃えたくなりますね♪



花びらがちゃんとグラデーションになっているところもすごいなと思います。
グリーンも1色だけではなく2色ほど使われていて。



そして大変珍しい柄のプレートです❣

どこか和風な雰囲気のする(歌舞伎?)デザインが個性的です。



繊細なお花が中央に。



キズのある部分をカバーするかのように絵付けされているのも18世紀の陶器には見られます。
特にマルセイユ窯のものに。

こちらのプレートはアプレ窯のものと聞いています。
丸みを帯びた花リムが可愛いお皿です。



こちらも素敵ですね💓

中央に薔薇が一輪。
リムにはお花のガーランドがいっぱい❣

こちらのお皿もアプレ窯のものと聞いています。



やはり表面にムラのあるところをカバーするかのように色が付いています。
面白いですね。



南仏窯の事はある程度わかるのですが、今回のお皿たちはフランス東部のもので、まだまだ勉強不足のところがあります。
聞いたところではストラスブール、ニーデルヴィレー、アプレ窯のいずれかになるようです。

いずれにしても貴重な18世紀のプレート達です。
絵付けもそうですが、白釉の乗り具合や手作り感が他にはない雰囲気で素敵なものばかりです。

イデコのコレクションからお出しします。

大切に引き継いでくださる方へ・・・💓💓💓

状態などはプレビュータイムに是非ご覧ください🙏


どうぞオンラインギャラリーオープンをお楽しみに💓


11/28(土)時間未定 : ヴェルニサージュ
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