中央に可愛いお花の絵付け、そしてリムにはブルーで描かれた素敵な柄の変形オーバル型の美しいプレートです。
後でご紹介しますが、フチに見られる釉薬の削げ以外は大変良い状態です。
あ、もちろん製造上できる窯キズなどは普通に見られます。
中央のお花は、じゃがいものお花。
ブルーで線描きされ、自然な顔料のグリーンと黄色で色付けされています。
アンティークのムスティエをご存知のフランス人の間でよく言われるソラネーの花。
ソラネーはナス科の植物なのですが、このプレートに描かれているのはじゃがいもです。
じゃがいももナスも同じく茄子科になるのだそうで。
フチに釉薬の削げ。
フチに釉薬の削げ。
窯キズや釉薬の削げ。
横から見たところです。
窯キズ。
表面ピカピカです!!!
もちろん普通に、釉薬のムラなどは見られます。
でも、これだけ綺麗なんて奇跡💖
こういうところも気に入ってくださる方へ。
手描きの柄って素敵ですね。
こう、見入ってしまう👀
釉薬を乾かす際にできた窯キズ。
後ろはばってんマーク。
南仏のおおらかさの出た釉薬の乗り方。
ぽってり。
釉薬の削げが比較的多めの箇所。
こちらは少なめ。
表面はツヤツヤです。
じゃがいも料理を乗せたり。
南仏の田舎にまたとっても合うお品です。
最後の方になってしまいましたが、なぜじゃがいもの花なの?って思いますよね。
もともとは、薬剤師でもあり栄養学者でもあったパルマンティエ氏の推奨で、じゃがいもを普及させよう、というのが始まりでした。
じゃがいもキャンペーンとでもいうのでしょうか。
じゃがいものお花を晩餐会の際に王妃マリーアントワネットに身に着けて(もしくは持たせて)もらい、興味を惹かせたそうです。
それを断らなかったマリーアントワネットも素敵ですね♪
現代だったらじゃがいものお花を贈ったら怒られそう笑
ですが、それだけではじゃがいもは普及せず、ヴェルサイユ宮殿横の菜園にじゃがいもを栽培し、わざと日中衛兵に監視させ、でも夜には監視はつけず、そんなに美味しいものならと思わせ、盗ませて、広まっていったというお話です。
笑
当時のフランスらしいエピソードだなって、思いました。
じゃがいもが18世紀半ばまで普及していなかったことにもビックリですが、当時はじゃがいもを食べて病気になる人も多かったみたいです。
パルマンティエのところには多くの苦情が来ていたとか。
芽の出た青い部分も食べてしまっいたのでしょうかね???
皆さまもお気をつけを。
でも、こんなにポテトが普及しているとは当時のパルマンティエさんもビックリでしょう。笑
そうそう、牛ひき肉とじゃがいものお料理「アッシュ・パルマンティエ」はパルマンティエ氏の名前から来ています。
今は暑くて食べる気がしませんが、冬になったら作ってみましょうか。
じゃがいもの花の絵付け皿、じゃがいも普及キャンペーンの役割を果たしていたのかもしれません。
☆☆☆
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それではお楽しみに❣❣❣
オーナー☆イデコ