1810-1830年頃のフランスのクレイユのお品です。
シミがいくつか見られるものの、かなり状態の良いお品になります。
柄はなく、シンプルな白い(アイボリーっぽい白です)ソーシエールは佇まいが素敵です。
ソーシエールのフチと蓋の接触部分はまっすぐではなく、きれいなカーヴが効いた美しいフォルムです。
ソーサーと一緒になっているタイプで、ソーサーも船の形のように端っこがせり上がっています。
蓋の一部にソース用スプーンを入れる用の窪みも付けられています。
本体右側の方にシミが見られますね。
下の方に詳細写真もあります。
蓋のつまみには、お花のデザインの可愛い取っ手が付けられています。
蓋の内側にキズやアクシデントによる小さな亀裂が見られます。
いずれも小さなもので、内側ですので表からは見えません。
内側にシミがいくつか見られます。
ソースと言えばフランスならお肉やお魚に掛けるソースは別で作られていたのではないかと思いますが、クレイユの当初の技術者がイギリス人であること、このソーシエールの形はイギリスの17世紀のソーシエールととっても似ている事、などからグレーヴィーソースを考慮してイギリス人が作った形。
と思うと納得がいきます。
フランスのソーシエールは左右対称ではなく、アシンメトリーなフォルムが多く、ソーシエールから直接注げるような注ぎ口も見られます。(笑)
直接というわけではないのかもしれませんが、イギリスのものの方がなんだかエレガントな気がして。
(イギリスのソーシエールでもアシンメトリーなものは存在します)
古いクレイユのものはイギリスの影響の強いフォルムや柄が多く見られます。
シミの続きですが、キズなどにシミが染みこんでいます。
表面はツヤツヤです。
内側の釉薬のムラやシミなど。
側面に見られるシミ。
内側から染みたようです。
本体とソーサーがくっついたタイプです。
美しいお花のレリーフ。
なんのお花でしょうか。
こんなに小さなつまみ1個ですが、これのおかげでとても美しいアクセントができてバランスの良い、全体に品のある雰囲気です。
つまみが取れた痕跡はありません。
お花?なんでしょうかね。
書いていながら、疑問がでてきました。
素地にムラのみられるところ。
蓋の上です。
裏。
ソーサーの裏にシミが一部。
CREILの刻印。
このフォルム、美しいですね~~~~~💕
飾って素敵、使って嬉しいお品です♪
ジャルディニエールみたいにお花などを飾っても美しいでしょうね。
スプーンは付いておりません。
やはり、クレイユさすがです。