パリのポントシューのお花のレリーフが王族や貴族の間で人気だったのでしょう。
ロレーヌ公国では、リュネビルやランベルヴィレー窯、当時のルクセンブルク王国(現代の大公国)のボッホ窯もポントシューと同じレリーフの食器を生産していました。
しかも、フランス人よりものを器用に作る職人さんたちのきっちりさが見られるお品です♪
こちらのプレートは次回グルニエイデコのオンラインショップの更新でお買い求めいただけます。
輪郭のしっかり付いた花形リムに、ミモザみたいなお花と小花がレリーフになって可愛いお品です。
ほほーう。
これ見た時、私はポントシューで間違いないでしょう!って思いました。
イデコも甘かった。(笑)
ポントシュー窯であろうが、他の窯であろうが、18世紀終わり-19世紀初期の貴重なお品であるには違いがなく、またとても美しい事にも違いがありません。
逆にこちらのほうがこぎれいでございます。
4分割したお写真ご覧ください。
特記すべきところはこの後をご覧ください。
このレリーフが一番美しくて、好きなタイプ♪
と密かに思っていました。
エッジがはっきりしています。
では詳細にはいります。
2か所に見られるヒビ①2.5㎝程です。
ヒビ①の裏側。
貫通したヒビです。
その隣に長めの貫入らしきものもありますが、貫通はしていません。
②か所目のヒビ。こちらも2.5㎝程の長さです。
②のヒビの裏側。
表面には浅めのカトラリーのキズやスレ、釉薬のムラがそれぞれ少し見られますが、ツヤツヤです。
表面に素地か釉薬のムラ、そして小さな黒い斑点たち。
裏側です。
先日、ポントシューとボッホの違い、について書き出してみましたが、やはり裏側が平らでエッジがはっきりしていますね。
https://antiquegalerieideco.blogspot.com/2019/06/pont-aux-choux-boch-luxembourg.html
違いと言えば、ここしかないのですが、今回は販売できないお皿の裏にはB.Lボッホ・ルクセンブルグの刻印があり、仕入れ先が同じことからこのお皿もボッホ・ルクセンブルグで間違いないと思います。
裏に釉薬のムラが見られます。
刻印はありません。
裏はムラが広範囲で見られますが、幸い表側はつるっと綺麗です💕
フチにキズが1か所。
小さいですね。
そうでなければフチは大変良い状態です。
先ほど言った表面のカトラリーのキズもほとんど気にならない程度(イデコ的には)です。
貫入が全体に見られます。
黒い斑点。
ポントシューの素地の中にも見られる黒い斑点はなんなのでしょうか。
当時の製作工程でどうしても入ってしまうものなのだろうな、と思います。
表面はツルっとしています。
そして、ポントシューがイギリスのクリームウェアの影響を受けていたのをボッホも同じよに真似して、うっすら黄色っぽい釉薬が掛かって、アイボリー色の仕上がりになっています。
綺麗ですね。
ヒビが2か所ありますが、いただいてくださる方へ♪
くっきり美人さんです。
大切にしてくださる方へ💕
☆☆☆
上記のお品ものは、7月上旬 → 7月中旬にはグルニエイデコのオンラインショップにUPしたいと思っております。
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いつもお待たせしてすみません。
まだまだ紹介したいものがいっぱいあって。。。
また、詳細などはUP後のオンラインショップでお確かめくださいませ。m(__)m