クリームウェアと言う名前は、クリーム色をした高級食器の事で、イギリスでは王室御用達の食器という事でクウィーンズウェアなどとも呼ばれます。
ウェッジウッドや古いリーズ窯の食器がこの優しいクリーム色です。
フランスでは高級ファイヤンスの意味となり、18世紀、19世紀に見られる王室御用達などの食器がこのように呼ばれていました。
このオーバル皿は、刻印がないためにイギリスのものかフランスのものかはっきり区別が付けられませんが、19世紀初期のクレイユに非常に似ています。
そして、クレイユの刻印が入ったものと同じところで仕入れていますので、クレイユの可能性が大きいような気がします。
でも、ウェッジウッドかもしれないし、他の窯である可能性もあります。
それにしても、年代の事を考えると、大変状態が良く。
ちょっと釉薬にムラが見られたりなどの普通の不具合は見られますが。
(不具合と言っても、本当に小さなものです♪)
こんな小さなフチのキズなど。
釉薬の盛り上がりがフチに見られますが、探して探して見つけたものをアップでお見せしていますので、かなり状態がよろしいんです。
表面も見てください。
キズが。。。?
ない!
本当は薄いキズはあるのですが、ほとんど目立ちません。
使われてきたはずだと思います。
それでこのキズのなさは。
もしかしたら修復済みなのかも知れません。
きれいな方のフチ。
こんなにきれいだなんて。
反対側のフチに擦れ感がやっと見られました。
なんだか風化していてくれてほっとするのも変ですが。笑
フチに少し風化。
裏までもきれいです。
擦れて黒ずんだ部分がほんの少し。
製造時にできるキズなども見られます。
裏から見たフチの部分。
写真では分かりにくくて申し訳ないのですが、シミのような釉薬の色むらのようなものが端に見られるんです。
私の目が悪いだけだったらすみません。苦笑
大型ですので、おそらく肉用のお皿だったのではないでしょうか。
お肉をこの上に乗せて切り分ける。
やっぱり肉用であったならばキズがあって当たり前なんですが、キズがあまりにないので、修復済みかもしれませんね。
それにしてもきれいになっているならば、逆に助かります。
上のカトラリーは肉を切り分ける用の大きめのカトラリーです。
肉切り用のナイフは鋼製で、鋭いですのでファイアンス製のお皿はすぐにキズがついてしまいます。
(上のは、ディスプレイ用で実際にはお皿の上でナイフは使っておりません。)
実際には、このお皿の上で切り分けるのは避けてくださいませ。(;^ω^)
艶も良く。
なんといってもやっぱりこのクリーム色が優しい色で素敵です♪
マット感もありつつのなめらか~な表面。
大型のお皿でこの状態は貴重です。
☆☆☆☆☆
MERCI !
完売いたしました♡