ブーランジェと言ってもパン屋ではありません。
BOULENGERというフランス人の名字から来ています。
(ちなみにパン屋はBOULANGER♪)
アールヌーボーのデザインで1900年頃のお品になります。
内容は、レードル、フォーク、スプーン、デザートスプーンのセットになります。
裏にはBとCのモノグラム(イニシャル)が刻まれています。
Bで始まるお名前の方と、Cで始まるお名前の方お二人が結婚する際に持たされたかプレゼントされたものでしょう。
こういった高級なものは、そんな人生の中での大きなお祝い事がない限りいただけませんよね。
うらやましい♡
強化に優れたシルバープレート製ですから、どんどん使っていただけます。
また状態も全体的に良いと言えるでしょう。
中には風化が進んでいるものもあります。
刻印はBOULENGERとブーランジェ社の名前。
それでは全セット、ご紹介していきましょう。
まずはディナー用スプーンから。
スープをメインとして使われる大きめのスプーンです。
12本。
使用されてきたものですから、細かなキズが見られます。
未使用でない限り、アンティークのシルバープレートのカトラリーには普通に見られるものです。
このフワフワっと緩やかな美しい曲線がアールヌーボーの特徴。
美しいですね。
お花がモチーフになっています。
ディナースプーンの裏側。
裏にモノグラムが入っています。
美しい曲線で表現されたお花の下にB&C♡
こちらはディナーフォーク。
12本。
サイズは下に印てありますので、後ほどご確認くださいませ。
フォークの方がスプーンに比べると少し使用感が出ています。
少し深めのキズなど。
鋭いキズではありませんので、この程度なら全然お使いいただけます。
黒ずみなど。
フォークの裏の様子です。
やはりB&Cのモノグラムが刻まれています。
比較的風化が見られやすいフォークの先端部分のアップです。
キズやシルバーの剥がれが少し見られます。
ですが、全部のフォークではなく一部のフォークになります。
きっとフランス人ご夫婦に普段から使われてきたものなのでしょう。
それでも大切にされてきた方だと思います。
これも、フランスならばまだまだ使える範囲。
レストランでもこんなシルバーの剥がれたフォークに出くわすことがあります。
ビストロならばステンレス製のカトラリーが多いでしょうし、星が付いているようなレストランではこのような状態のカトラリーは出てこないでしょう。
田舎のオーベルジュやそこそこのレストランでは見られると思います。
また知り合いの家などでも見られます。笑
フォークの先端。
先端が傷つきやすいのは、お食事の際にナイフも使うからでしょうね。
このフォークはキズが多めのものになり、他のものはキズが少ないものも多いです。
この程度ならば、フランスなら「普通に」使われるもののように思います。
そして次は、小さめのスプーン。
デザート用でも、コーヒー用でも、お好きに。
デザートスプーンの裏の様子。
山の天辺も銀の剥がれは特に目立ったものは見られず、良い状態ですね。
細かなキズは普通に見られます。
箱入りです。
イエローのサテンの生地で覆われたフタ部分と。
カトラリーを収める本体部分は、淡いイエローのベルベットです。
やさしく収納できますね。
ベルベットの生地の間には銀食器の黒ずみの跡。
最後は、レードル(お玉)です。
これも裏にモノグラム。
良い状態です。
お玉とスープ用スプーンがあるというのは、1960年頃まではよくスープが飲まれていたからなんでしょうね。
今でもおばあちゃんの家に行くとまずスープが出てきます。(*^^*)
と、ここでちょっと行けていないところをお見せしなければなりません。
フタと本体のつなぎ目は切れてしまっております。(*'ω'*)
メインはシルバープレートのご紹介ですが、箱も大切だとおっしゃいますお客様にはおすすめができません。。。m(__)m
現代の食器に合わせていただいてももちろん良いですよ。
でも私はアンティークの食器と♪
隅々まで美しいデザイン。
モノグラムも素敵に♡
詳細をご覧ください。
洋食の際に普段からお使いいただいても結構ですし、お客様をたくさん呼ばれた際に、素敵なカトラリーでお迎えなんて素敵ですね。
大げさに思われるかもしれませんが、普段のカレーやパスタでもいいんですよ!
どんどん使ってみてくださいね。
お手入れは:
食器洗浄機は避けた方がよいとは思いますが、うちはお客様がたくさんいらっしゃった後には食洗器に入れています。(^^;)
なんせ12セットを洗うの大変ですので。
この商品はうちでは使っておりません。
銀食器用の磨き粉(磨き粉と言ってもクリーム)で、磨くともっときれいになると思います。
☆☆☆☆☆
MERCI♡♡♡