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2021年8月22日日曜日

18・19・20世紀 白釉 3っつのお花の絵付け陶器たち♪♪♪ ソー窯 他

今回は年代に差のある絵付け陶器たちのご紹介です。

それも美しい陶器たちで、組み合わせてもどれも負けず劣らずな感じがします。 



19世紀以降から、18世紀陶器のレプリカを作る窯も存在しましたが、国営になるほどの腕を持っており、怪しいコピーとはとてもじゃないですけど、比べ物になりません。

アジア産のコピーを想像してしまう方もいらっしゃるかもしれませんが、フランスの窯はレプリカであってもエミールテシエを始めとし価値のあるもの、またサインの入ったものが多いと思います。

それはきちんとした陶芸家の手によって制作されたものだからでしょう。

コピーという言葉ではなく、18世紀の美しい陶器たちへのオマージュとして生産されたもの、と考えていただけると納得がいくかもしれません。

20世紀の陶芸家に素晴らしい作品があるのもいつかご紹介できたらって、思っていますが、専門ではないのでまだ時間がかかりそうです💦


フランス東部のお花の絵付けのピシェです。
本当はこの水差しにはエギュエールという名前がありますが、ちょっと浸透しにくいかと思って、うちではピシェのままになっています。


美しいフォルム、赤土に白いぽってり釉薬が堪りません。


絵付けも素晴らしく、フランス国営窯であったであろう事が伺えます。

はっきりした窯も年代も不明ですが、20世紀のフランス東部のもの、ニデルヴィレーとかサンクレモンとかのある場所になるようです。(裏にコレクターさんによるものか、Nidervillerのシールが貼ってありました。下にサインがあるかもしれないとシールは剥がしてみましたが、サインはありませんでした。)
個人的には19世紀終わり〜20世紀初期のものではないかと思いますが、第二次世界大戦後は、こうした手の混んだ陶器作りはされていませんので、新しくても戦前のものになるでしょう。
製造方法を見ているとそう思います。




古いものとしては美品と言っていいほどに状態がよろしいです。

美しものとして気に入っていただける方へ✨



こちらのクーペルもお花の絵付けが美しいお品です。

小さめの少し深さのあるお皿、クーペルって呼んでいます。



小さなお花たちは、オリエンタルな感じがするの分かりますでしょうか。

18世紀の趣はありますが、窯も年代も不明です。新しいとしても19世紀のものだとは思います。

お直し跡あり。


左の縁にお直し跡が見えております。



裏にはサインはありません。



ぽってり白釉が素敵なクーペルです。



そして、最後はパニエ風陶器、コルベイユです。

18世紀終わり頃のソー窯のものになるでしょう。


お直し跡が縁に見られますが、コレクションとして大切にされてきた事が分かります。

18世紀終わり頃だというソー窯の絵付けは可愛い雰囲気です。


サイドがまた可愛いんですよ❣


裏。


人工顔料がない時代に、これだけきれいなお色が出せるなんて驚きですよね。
当時のヨーロッパ陶器はアジア陶器に比べて引けを取っていたのでしょうけれど、これはこれで人間的な部分がいろいろ垣間見られて私はヨーロッパ得にフランスの人間的なファイアンスが大好きです。



お直し跡、ライン、など見られますので、お値段できるだけお安くはしてあります🙏




ひとつあるだけでも優雅な気分に浸れます💓

以上のお品ものはまもなくグルニエイデコのオンラインショップで販売されます。

どうぞお楽しみに♪


オーナー☆イデコ




2021年4月23日金曜日

マルセイユ陶器 ??? Veuve Perrin ヴーヴ・ペラン窯のフェイク

 フェイクっていうと聞こえが悪いのですが、素敵なものだから真似してみた感じでしょうか。

オマージュ的な?

マルセイユのヴーヴペラン窯は18世紀王族のための窯でしたが、ヴェーヴペランは特に美しいお花の絵付けでフランスでは知られています。(日本ではあまり知られていないと思います。)

裏にVPのサインが入っているものもあります。

ただ、VPと入っていたら全部マルセイユのヴーヴ・ペラン窯かと言ったら、ところがどっこい、沢山のフェイクが存在します。

VPのサインがあっても偽物も多いのでご注意を🙏

似せて書いていますから、間違えると思います。


多くは19世紀に真似して作られたもの、もしくは20世紀のレプリカなど。

私が見れば大抵は分かりますので、お気軽にご連絡ください。

変なところでご購入されませんように。


さて、

こちらはマルセイユ窯じゃないと分かっていたが、いろいろ面白いので買ってみたお皿です。


この形、どこかで。。。?
そうそう、GIENのロカイユシリーズですよ。
今でも現行品で販売されているロカイユシリーズ。

羽根のようなレリーフとリムのカットが素敵なお皿です。


 Veuve Perrin
ペラン未亡人という意味です。


コピーというと本当聞こえが悪いですが、特許権のないものは(当時は特許申請しない事が多かった)、100年以上経ったものはコピーしても違反にならないようです。

絵付けも素敵だからコピーしたくなりますよね。

19世紀の終わり以降、こんなに素敵な絵付けのマルセイユ陶器が手に入らないなら作ればいい、的な、好きだからこそ制作されたオマージュなんだと思います。


特にヴーヴペランシリーズとか記入することもなく、サインを使っているという。。。💦ところや、本当の窯の名前が入っていないことも多くて更に混乱させます。

だからマルセイユ窯と勘違いするフランス人も多いです。

でもこのお皿、絵付けは美しいと思います。



お色も素敵。









羽根のような可愛いレリーフの上に色付けされています。



このレリーフはフランス東部のものだとガイド本でよく分かります。



ガイド本から。
こちらは↑18世紀のリュネビル窯のもの。
ジアンがリュネビルのフォルムを真似した事が分かります。

ジアンはポントシューシリーズも1960〜1970年頃に販売するなど、18世紀のレプリカを生産するのが得意なようですね。

18世紀のものは日常使いできませんが、GIENのおかげで18世紀のレプリカを日常使いできる、と考えたら良いでしょうか。


こちらは博物館のコレクションの18世紀のリュネビル窯のものです。
ポントシューではないんですね
鑑定士に見てもらわず、オークションハウスが勝手に判断していることはフランスでは結構あります。
だからでしょうか、ポントシューだと思われている方が大半なのは。

フランスのネットオークションは更にひどいです。
アイボリー色でレリーフがあればなんでもポントシューって言っている方結構います。
でもその多くはポントシューではありません🙏



このお皿に戻りますが、表面にシワが寄っています。

貫入じゃないんです。





不思議でしょう、この表面!
おそらくジアンのお皿の上に改めて釉薬と絵付けが施されて、表面がこのようになったのではないではないでしょうか。




それにしても絵付けは美しい。



面白い資料です。
資料用として仕入れたのと、この表面が気になり販売予定はありませんが、もし欲しい方いらっしゃったらご連絡ください。




そして、こちらもフェイクのヴーヴペラン。

18世紀のマルセイユの窯にこのようなリムのお皿は存在しません。


これこそオマージュでしょうね。

大変美しい絵付け(プリントに彩色されているかもしれません)で、ヴーヴ・ペランの絵付けを基にしています。

これだけ美しいとフェイクなんて言うの失礼ですね。
とっても素敵なシリーズです。



裏にVPのサイン。



よく見ると、書かれたサインではなく、プリントされています😂
ヴーヴ・ペランシリーズとかの説明もなく、新品として販売されていたことでしょうから当時に騙されたる人はいないでしょうけれどね。
なにか狙ったところがあるのは見え隠れしています。



そして、HBCMの刻印の入っているものがあります。
全てに入っていないところがまた狙っているのかな、的な。

20世紀初めになるのではないでしょうか。
クレイユエモントローがショワジールロワに買い取られた後のものです。

パリの高級食器を取り扱うデパート用に作られた限定品の商品だと思います。
そのお店の名前も入っており、このお店の特別注文だったことが判ります。
ですので、このショワジー・クレイユモントローのヴーヴ・ペランの絵付けシリーズのセットも今後見つかるかどうか?なくらい珍しいと思います。

機会を見て、アップしたいと思っています。
いつになるか判りませんが、とっても素敵な絵付けですのでどうぞお楽しみに♪

20世紀前半と言えば、トランスファープリントの食器が多く、このように手描きの絵付け皿はあまりなかったと思います。
しかも18世紀の美しいお花お絵付けを基にした、大変高級感のあるお品ものです。

今回はこのコンポティエしかお見せしていませんが、お皿やサラディエなどもあります。
本当に絵付けが美しく素晴らしいセットです。
(もちろん販売するとしたらセットではなく別々に販売したいと思います)


18世紀マルセイユのヴーヴペラン窯の絵付けは憧れだったのでしょうね。


ちなみに、



マルセイユのガイド本から。
こちらが本当のヴーヴペランの絵付け皿です。↑

HBCMの方が可愛い、と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
そして20世紀の食器ですから、使うにはHBCMのほうが向いていますね。

ヴーヴペランのお皿は、最低でも1枚200ユーロ、高いものは1500ユーロします。
400-700ユーロのものも多く、私にはなかなか手が出ません。💦

今まで何回かマルセイユ窯のお皿は販売しましたが、またいつかラッキーに仕入れることができたら良いなぁと思っています。

https://antiquegalerieideco.blogspot.com/2020/02/faience-de-marseille-18-2.html

もう日本へ旅立っておりますが、このように美しいお皿も自分で持っていたらよかったかなぁなんて思ったりしています。😂😂😂

いえ、もらっていただいて嬉しいです💝

VPのサインが裏に入っているのは、この2つだけではありません、他にもいくつかの窯が使用しています。

面白いですね♪

HBCMのヴーヴ・ペランシリーズは本当に美しいです。





Ces deux assiettes sont Veuve Perrin ???

Mais non.

C'est une évidence pour les amateurs de faience de marseillaise.

La première assiette est sur-emaillee a l'assiette de la série Rocaille de GIEN, d'ailleurs Rocaille est  toujours en vente par GIEN aujourd'hui.

La série Rocaille est déjà une imitation de la faïence de Reneville du XVIIIe siècle.

C'est curieux ... et surpiqué le décor Veuve Perrin.


Le dernier presentoir ou compotier, décorée de Veuve Perrin, par la faïence de HBCM.

Je trouve que c'est une très belle décoration.

Le VP au dos de l'écran est imprimé. C'est curieux.

Cette série a été spécialement réalisée pour le grand magasin "Auvase Etrusque" à Paris à cette époque.

Tres jolie serie de XX eme siecle.


2020年6月21日日曜日

20世紀 APT アプト窯の黄釉 お花のレリーフ プレート

ギャルリーの方では、20世紀の陶器をご紹介するのは珍しい事なのですが、今後増えていくかもしれません。
なんて言ってももう21世紀なんですものね。
びっくりです。

フランスでも規制が解除されはじめ、蚤の市もボチボチ始まっています。
そんな先日の蚤の市で見つけた大変珍しいアプトのプレートをご紹介します。

少し大きめで、フルーツを乗せてコンポティエがわりに、大皿として取り分け用お惣菜など、使えるお皿です。


19世紀のアプト窯で活躍していたベルナール家の窯は1751年から続いていた窯でしたが、フランスの工業が進むにつれ、19世紀終わりから衰退し、アプトに150も有った古い他の窯と共に閉鎖されていきました。
ベルナール家の窯も一度閉鎖されますが、20世紀の中頃に御子孫の方が復活させます。
第二次世界大戦の後で、経営は大変だったようです。

20世期後半にどうにか経営がうまく行ったようですが、2000年にまた突然窯を閉じることになります。

そんな短い期間に作られた、記録に残るであろう、珍しいアプトのお品になります。




パッと見、もうアプトだと思いました。

でも、こんなレリーフが素敵なのは見たことがありません。
19世紀の繁盛していた時期のものとは少し感じが違います。



レリーフが可愛く上品な感じです。

貫入やシミは見られます。
シミは特に写真右側の方に見られます。




左側は比較的シミが少ないです。

それで、ブロカンターの方は19世紀のベルナール窯のものよ、って言うのですが、「違うでしょ」とも言えないので、そうですかって聞いて何も言わずに購入しました。
イデコも大人だわ〜。
フランス人ブロカンターには詳しいわねって、よく言われます。爆

いずれにしても美しいアプトの黄釉で、レリーフもポントシューみたいで好きな感じでしたので、購入しました。




このシミですね。

なぜかしら、気にならないのはイデコだけでしょうか。

逆にこの貫入にしみた姿が、素敵な雰囲気になっていると思います。

長いことフルーツを放置したに違いない。
桃とか、シミになりそうな物を。笑



細かく貫入が入っていて、とても素敵なお顔です。




釉薬に少しムラなど。




お花のレリーフが可愛いですね。

リムにもアクセントにレリーフが入っています。




この裏を見たときに分かるんです。
上の方に手書きでフォーコンて書いてあります。

下の刻印はアトリエベルナールとなっていて、ベルナール家の工房となる訳ですが、フォーコンは奥様側のご家族の名前で、奥様側の御子孫が継いでいたのでしょう。

戦後には18、19世紀の伝統的な陶器づくりを再開し、1960-1970年頃になるとかなりコンテンポラリー調のものも作っていたようです。




裏の釉薬のムラ。

大したこと、ないですよね♪





裏にもシミ、見られます。

素地はテラコッタ色です。
南仏の赤土をしようしているのでしょう。

黄釉は、南仏の自然な顔料からと言うよりは人工の釉薬を使っているのでしょうか。
綺麗な淡めの黄色です。




お花のレリーフなんて、ポントシューが基になっているのかなぁ?と思うと更に愛着が湧きます。。。

戦後に、伝統的な陶器作りをしようと決めた事もすごいな、と思います。
今では、とっても素敵なものに見えますが、当時としたら時代遅れ的な感覚は有ったのではないでしょうか。
その証拠に経営が厳しかった事が挙げられると思います。

アプトがサルグミンヌのような白くて綺麗な柄のプリント陶器を作っていたら、ガッカリですものね。
南仏の窯は南仏らしく有って欲しい。

伝統を守ってくれて、良かったと思います。

今では、新しい世代の方たちが引き続きアプト窯の伝統的な陶器作りを続けています。




横から見たところ。




ちょっと深さが有って、素敵ですね。




表面はツヤツヤ。
綺麗です。








南仏の優しい季節の太陽の色。




南仏の素材で、南仏のお色。

自然が似合います。






ツヤツヤ



ツヤツヤ



作った方が優しい方だったのでしょうね。




表情に優しさが溢れています。


以上のお品ものはもうすぐグルニエイデコ のオンラインショップでご紹介いたします。
詳細はUP後のオンラインショップをご覧ください♪

只今次回の更新準備中です。
更新日時の載ったメルマガを6月終わり頃に配信する予定です。
メルマガへのご登録方法は、こちらをご覧ください♪
https://grenieridecobrocante.blogspot.com/2020/05/mm.html

それではお楽しみに!


オーナー☆イデコ

ギャルリーイデコ☆南仏陶器