キリリとエッジの効いたデザインは、イギリスらしい配慮がうかがえます。
窯はスタッフォードかリーズ辺りの窯になるのではないかと思います。
王室御用達のクリームウェアらしく、アイボリーより少しクリームがかったお色が素敵です。
リーズ窯は今でも伝統的なデザインを受け継いで素敵な食器を生産しています。
イギリスのアンティークは技術が素晴らしく、状態が良ければ新しいものと見違えてしまうほどです。
このオーバル皿たちは、手に取っていただければ新しいものではないとお分かりいただけると思うのですが、お写真だけだと新品のように見えますね。
ですが、その通り、美品です。
この古さでこの状態はかなり珍しいと思います。
刻印が見られず、製造方法からして年代は1770-1810年頃になるのではないかと思います。
きれいなんですよ♪
ツヤツヤです。
なぜ古いものだと分かるかと言えば、表面の3か所の点と、全体的に少しゆがみが見られるからです。
釉薬がダマになったような部分が表面と裏ともに3か所ずつ見られます。
これは釉薬を乾かす際に使用されていたツールの跡で、3点で支えるタイプのものが使われていたのでしょう。
今で考えれば、表面に支えの跡がついてしまうような製造方法はまずしないと思いますが、この時代にはまだそういった事を考慮に入れる余裕がまだなかったのでしょう。
19世紀にはほぼ完ぺきな製品しか見られませんので、人間らしい面がでたこういったお品は貴重だと思います。
それにしても表面が綺麗だと思います。
よ~く見れば、カトラリーでできたようなキズが少しだけ見られます。
すごいアップにしています。
在庫は2枚あり、いずれもほぼ同じような状態です。
素地のムラが一部。
釉薬を乾かす際にできた釉薬のダマ。
素地のムラや小さな斑点が一部。
裏側。
刻印はありません。
刻印を入れる習慣がまだないころのお品になると思います。
裏の釉薬のムラ。
カットワークのリムと中央の間にもレリーフが施され、素敵なデザインです♪
カットワーク部分はひし形とハート型の組み合わせです。
ハートが入っているのに甘すぎず、大人な雰囲気を持ったキリリとしたプレートです。
クリーム色の素敵なお品です♡
素敵なオーバルプレート2枚は、1枚づつでの販売となります。
詳細はまもなくUPされるグルニエイデコのオンラインショップをご覧くださいませ。
オーナー☆イデコ
http://ideco.ocnk.net/