2015年12月24日木曜日

18世紀 ランベルヴィレー窯 お花とドット 白いレリーフ皿

クリスマスイヴですが、お仕事させていただいています。
なんだか世間の皆さまが忙しくしている時期ですと、逆に静かに作業ができるもので、ギャルリーの方のUPを進めさせていただいております。
なんだか珍しく穏やかな作業で、まさにクリスマスと言った雰囲気です。

訳が分かりませんが、早速気になる今回のお品のご紹介です。



美術館級の大変美しいお品です。

はっきりしたレリーフのお皿になります。
ランベルヴィレー窯のお皿をお持ちの方はなかなかいらっしゃらないかと思いますが、お持ちの方ならこちらをご存知ですよね。↓

こちらは19世紀のランベルヴィレー窯のお皿です。
リムのカットが違うものの、区切りのラインがデザインされ、ドットでお花が囲まれているレリーフなところが共通の特徴ですね。



19世紀のお皿は18世紀のものに比べると洗練され、お皿の裏にちゃんと脚のようなものが存在します。
19世紀のものでも最近は市場が高くなってきています。
以前お安く見つけたことがありましたが、そんな事は夢のような出来事だったんですね。。。


そして今回の18世紀のお皿に戻ります。
素材も18世紀の陶器は繊細な軽い作りで、何とも言えない感触です。
この素敵さはやはり手に取って見ていただきたい所です。
南仏は遠すぎる。。。


こちらのお品も18世紀のほとんどのマニュファクチュールと呼ばれる国営(当時は王室の経営)の窯で作られていたものと同じで、王族や貴族たちの為に作られていた食器です。
19世紀のものに比べると、丸みを帯びたリムが優しい表情になっています。




見てのとおり、カケが見られます。
2か所ほどあります。



1か所はパッと見に分かるもの、もう1か所は浅く削れているものです。



 こちらがパッと目に分かる方です。



カケの部分をサイドから見たところです。



更にカケの部分を裏から見たところです。


こちらががフチのあたりが削れてしまったかのような部分です。




削れを横から見たところ。





削れた部分を裏から見たところ。



あとは、フチにキズがこのように見られる部分があります。
これ、キズがないものというのは18世紀のフランスの窯のファイアンスにはほぼ存在しないのではないかと思います。
これでも結構状態が良いと思っております。

あまり使われた形跡が見られません。





カケは写真右上だけで他はきれいな状態です。



ツヤツヤです。






表面に見られるカトラリーによってできたキズも少ししか見られません。



 カトラリーのキズのアップです。



 お花のパターンも、区切られたラインごとに微妙に違っています。
とても繊細な、きっと長い事悩みながら考えられた図案なんだと思います。



微妙に違うのが見えますでしょうか。


 裏側。



裏を見てもほとんど使われなかった様子が分かります。

製造時にできたムラやダマは見られますが、それもまだ技術のなかった時代ですからこれで普通だったのでしょう。

陶器で普段使いのお皿を作ることが大革命だったのではないかと思います。



つるん♪


つるん♪♪



 手前の正面のフチがカケのある部分です。








ランベルヴィレー窯であろうことの決定打がこのガイド本。


まったく同じお皿に、絵付けがされています。
現代では白が流行りですけど、当時はこのように絵付けのされた色の付いたお皿の方が気に入られていたのでしょうね。


ほら!
同じレリーフ!
とは言え、ガイド本でもランベルヴィレーの特徴があると書置きがあり年代も最後に「?」みたいな。
もう18世紀の窯元調べるのって本当に難しい。(+o+)



また、18世紀の陶器に興味のある方、パリへ行かれる際にはこちらの美術館で18世紀の陶器がいろいろ見られますよ♪
グルニエイデコのブログより。





美しいランベルヴィレー窯のお皿です♡




☆☆☆☆☆



MERCI ♡
完売いたしました♪

オーナー☆イデコ


2015年12月23日水曜日

18世紀 フランス お花のレリーフ 陶器製小さなクリームカップ

 18世紀、このような食器を手にできるのは王族や貴族の人々に限られていました。

今回ご紹介するのは、生クリーム、アイスクリーム、カスタードクリーム、チョコレートムースなどのクリーム系のデザートに使われていたカップになります。


はじめに申しあげておきますが、ヒビが入っております。
ここで読むのを辞めてしまわれる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、18世紀の陶器に新品のようにきれいなものを望むのは本当に難しいんですよ♪

ここまで残っていてくれた事をありがたいと思ってくださる方へお譲りできたらいいなと思います。



 フタは違うところから来たようですが、一緒に仕入れましたのでお付けしてのご紹介となります。

窯が未だにはっきり言えないところが悩みの種ですが、ポントシューかサンクレモンもしくはルクセンブルグのセットフォンテーヌ窯のいずれかではないかと思います。

 こちら側の面にヒビが見られます。
あとでズームしますが、縁から斜めに降りている茶色いラインがヒビです。
貫通しています。

 正面。


 後ろ側。



 別サイドのプロフィール。
こちら側はきれいな面になります。


 フタです。
このフルーツのついたフタは、シンプルなクリームカップのフタだったのではないかと思います。


 フタの裏側です。



 フタの裏側にカケがいくつか見られます。



フタのフチにカケのあるところを表から見たところ。
上から見るとかろうじてわかる程度です。



 フタの裏側。
シミなども。



 釉薬に擦れ感。


 生地のムラ。
フタの表側です。



 ここからカップの詳細に入ります。
内側は全体にシミが見られます。

おそらくこれでコーヒーを飲んでおられたのではないでしょうか。
大きさ的にも調度エスプレッソなどに良さそうな、少し大きめのデミタスカップくらいの大きさですので。



 ヒビの見られる面。
斜めに入っています。


 中央の花のレリーフの右側で止まっているようです。


 ヒビを内側から見たところです。


 貫入と全体的なシミ。


 釉薬の擦れ感などが見られます。

それにしても美しいお花のレリーフ♥


 裏側。
18世紀の陶器らしく、刻印がありません。

そうそう、先ほどルクセンブルグの。。。と書きましたが、BOCHの前身のセットフォンテーヌ窯だったとしたらサインが入っているかもしれません。
ないってことはフランスの可能性が高そうですね。


 もう一度、内側とフチの様子を。

ヒビはショックかもしれませんが、良く見てみるとこのヒビとシミを除けば結構良い状態なんですよ。
今回は漂白しておりませんが(ヒビがある時は長く水につけるのが怖いので)、漂白でかなりきれいになると思います。

ただし、シミが動いてしまったら長いメンテナンスとなります。
日干しして、白っぽくなって来たらまたお湯につけて、日干し、を繰り返すと薄くなってくると思います。
一度できれいになる場合もあります。
最近飲まれたコーヒーやお茶のシミなどの場合はすぐに抜けてくれる事が多いようです。
100年以上前のシミや油となるとかなりしつこいです。。。



 コロンと丸っこくてかわいい。
貴婦人のデザートにピッタリな作りですね♪
上の写真はヒビの側。



 こちらはヒビのない側。
ステキでしょ♪



 後ろの方までたっぷりとレリーフがきていて、美しい・・♥





これからいくつか18世紀のクリームウェアと言えばいいのか、フランスの窯の白い(アイボリー色)レリーフ皿などをご紹介して行きます。

ヒビのあるものはお安くなっていますので、お見逃しなく!




もう一度、ヒビのある側。





ヒビのない側を後ろ目に見たところです♡

18世紀のファイアンスらしく、軽い作りなところがはかなくて愛おしくなるカップです。
細かなお花のレリーフが素敵です♪

修理をしてくださる方やコレクション用に、この状態で大切に引き取ってくださる方へ♥




☆☆☆☆☆

ご売約済み♪
MERCI♡



オーナー☆イデコ



2015年12月2日水曜日

リボンとお花のガーランド 白いレリーフプレート 

直径23.6㎝程の白いプレートのご紹介です。

リボンとお花のガーランドがかわいいお皿は、おそらく18世紀終わり頃~19世紀初め頃のイギリスのものではないかと思います。



かわいいレリーフが素敵な陰影になって、大変きれいです♡



全体像



どこかシックで、かわいいけれど、どこか大人の雰囲気です。

古いものですからフチにキズやミクロ級の小さなカケなどは見られますが、全体的には年代の事を考慮するととても状態が良いと言えるのではないでしょうか。





フチに擦れ感や小さなキズ、またはミクロ級のカケが見られます。


 キズからはシミによって変色が少し。





表面は少し擦れ感が見られます。


 表面のキズの様子です。


 裏側。


 やはりフチ近辺にキズやシミなどが少し。




裏の脚やフチ近辺にシミが見られます。


 裏の刻印。
数字だけでメーカーの刻印は見当たりません。
18世紀のもだから刻印がないのか、19世紀のものだけど忘れてしまったのか?
数字から製造年月日が分かるのは、イギリスのものに見られるので、もしかしたらイギリス製かと思っております。
裏がのっぺりしていなく、脚のようなものが18世紀にすでにあったのもイギリスならばあり得る事です。
技術がフランスよりも上でしたからね。



イギリスのものだとしてみるとやはり、フランスの18世紀の陶器に見られる歪みなどはなく、きれいな作りです。





こんなかわいいレリーフ見ていたらちょっと食卓が楽しくなりませんか♪




 食卓と言っても、これでガツガツご飯を頂くには、もったいないですから、デザートとかサラダとか、またサンドウィッチならお皿を疲れさせませんね。

ひとりでこっそりと。。。笑



自分の好きな食器と合わせて♪



うふっ♡


やっぱり素敵な白いレリーフ皿♡




☆☆☆☆☆

完売いたしました♪
MERCI♡


オーナー☆イデコ