2019年12月27日金曜日

18世紀 LYON リヨン窯 ヘキサゴナル型 エンブレムの絵付け皿

年明けにご紹介するお品もののご紹介です。

大変珍しいリヨン窯のものになります。



ヘキサゴナル(6角)の珍しいフォルムで、角にはレリーフも付いて素敵なお品です。





フランスの土壌から採掘される自然な色の顔料が使われた絵付け。

黄色やグリーン、ブルーなどの組み合わせです。

中央にはエンブレムの絵付けがされており、公爵の位を持つ貴族の紋章のようです。





18世紀の陶器の絵付けらしく、お花と一緒に虫の姿が見られます。






お花のガーランドが可愛いですね。




角の一部がレリーフになっています。









王冠のスタイルで公爵のものと判断しております。

また、イニシャルHが4か所に見られます。













レリーフ部分のアップ。








釉薬によるムラで窪みができている部分があります。




当時は3色もの色を付けるなんて大変な事だったのではないでしょうか。

しかも焼き上がってみないと色合いも想像できなかったかもしれません。





釉薬のムラ。





金属片でできたような着色。





キズはほとんどなく綺麗な表面。






裏。




表から見えないカケが裏に1か所。





ぽってりと白い釉薬。





下地のテラコッタ色が少し透けて見えます。





結構平たいタイプです。





どんな方が使われていたのでしょうか。





ちょっと優雅な気分になりますね♪





フランスのアンティークショップのお値段よりはお安くご提供できる予定です。





手描きの絵付けって素敵ですね。
やはり当時のマニュファクチュール窯らしく、洗練された優れた絵付師がいたのだな、と思います。


貴重なお品です。


Merci beauccoup !

オーナー☆イデコ