今回は商品の紹介ではありませんが、現代陶芸家さんのご紹介です。
まずは南仏陶器アプト窯の事。
http://www.apt-faience-luberon.fr/atelier-faience-apt.php
と言ってもフランス語だけですので少しだけ。。。
ルイ14世が戦争に必要な金、銀、鉄、ピューター製の食器の製造を禁止した事から、陶器製の食器の生産がフランスでも盛んになりました。
カストレで窯を始めたアプトの窯も18世紀に既に細かな装飾の陶器や、南仏の土や顔料を使ったプロヴァンスの伝統的な陶器作りが始まりました。
こちらは、アプト現代陶芸作家のクリスティーヌ・ジョヴァルさんの作品です。
様々で自然な色が混ざり合った素地に、細かな飾りを後から付けて仕上げます。
フランスの多くの窯が影響を受けたのと同じく、アプトでもイギリスのウェッジウッドのジャスパーウェアがモデルになっています。
こちらもクリスティーヌ・ジョヴァルさんの作品。
美しいピシェたち。
アンティーク好きな方は、新品お好きかどうか分かりませんが、新品をアンティークと間違えて購入してしまわないように、とも思ってご紹介させていただいています。
と、同時にアプトの伝統を引き継いで、こうして独特で美しい、また手の込んだ陶器作りをしてくださっているクリスティーヌさんのような方はご紹介させていただきたいと思い、こちらに載せております。
Facebookからお声をおかけしたら快くOKのお返事がありましたので良かったです♪(*^^*)
http://www.apt-faience-luberon.fr/atelier-faience-apt.php
↑こちらのページの左側に、クリスティーヌさんの製作の様子が映っています。
どんな風に作るのかも興味深いですし、貴重なビデオだと思います。
20世紀初めには廃れてしまったアプトの窯たち。
20世紀後半に入り、現代作家さんたちがプロヴァンス陶器アプトの伝統を守ってくれています。
アンティークの話変わりますが、ギャルリーイデコで取り扱ってきたアプト窯のお品はこんなものがありました。
まだグルニエイデコで販売中のものもありますので、チェックしてみてくださいね♪
http://ideco.ocnk.net/product-list?keyword=%E3%82%A2%E3%83%97%E3%83%88&x=0&y=0
白いものは珍しかったのですが、バルボティーヌを模して窯の経営を維持しようとした、ドラクロワ最後の方の商品だったのではないかと思います。
アプトの特徴のある黄釉や単色のものが好きなので、なかなかマーブル柄のような上級なものは選べないのですが、伝統を守り続けてくれている作家さんたち本当にありがたいと思います。
また話はそれますが、一時期Wikipediaのアプト窯のページでグルニエイデコのブログの写真が第三者によって勝手に使われる事件もありました。
事件て、大げさな。。。(^^;)
中央のものは本当に古いものですが、両サイドの写真は私のブログから勝手に取られたものです。
しかもラヴィエの事がオーバル型のプレートだなんて書いてあります。
実際の大きさも知らない方が勝手に載せたんですね。
というか、Wikiは誰でも訂正や記載ができるようですので、うのみにして信じることのありませんように💕
さすがにびっくりして写真の削除願を出しました。
すぐに削除されて良かったな~と思いますが、インターネットってこういう事が怖いな、と思うところです。苦笑
クリスティーヌ・ジョヴァルさんのほかにもアプトの伝統的技法での陶器作りをしている作家さんは何人かいらっしゃるようです。
ですが、今回はクリスティーヌさんと接する機会がありましたので、器用させて頂いております。
一度会いに行かなければ。
ほほ~
っと思われる部分がありましたら嬉しいです♪
オーナー☆イデコ