2017年5月10日水曜日

19世紀フランス クレイユエモントロー 白いレリーフの コーヒー/ティーポット

美しいレリーフの大変珍しいティーポットのご紹介です。

先に申し上げておきますが、実用には向いておりません。m(__)m
コーヒーまたはティーポットなのですが、今回のお品物はコレクション用として、並べて飾って眺めて楽しんでくださる方へお勧めいたします。

ただ、このティーポットはなかなか市場に出てきませんので、お見逃しのありませんように💕


と、いう事で、上の写真はイメージ写真となります。(苦笑)
カップは4客グルニエイデコの方で販売いたします。
小さめのデミタスカップです♪

そしてティーポットに何があるのかはこれからの写真でご覧くださいませ。


美しいでしょう~???

心臓がドキドキしてしまうほどに、美しいフォルムと取っ手、そして注ぎ口の鳥のような頭も、蓋のレリーフもまた美しいお品です。



これくらいの位置で見る限りでは、どこに難があるのだろうか?
と思いますよね。

確かにパッと見、とってもきれいに見えます。






蓋にフチからヒビが入っております。
3~4㎝程で、貫通しています。



ヒビの裏側。



蓋の滑り止め部分が削られたかカケたかのいずれかのように、先端がなくなっています。
ただ、個人的にはこれはなくても蓋を抑えればいい話で、しかも意外と蓋って落ちてこないですよね。(*^^*)

などと言っても、こちらのお品は実用には向いておりません。



 蓋の持ち手先端は、何かの蕾か実のようなフォルムでまた素敵です♪
スレが見られます。

持ち手は修理跡は見られません。


 気になる部分としては、注ぎ口の先端。
になると思います。

注ぎ口の先端に修理跡があるのですよ・・・。

鳥の頭のような先端ですが、顎のあたりに少し黄色っぽくなっている箇所がありますね。
キズか小さなカケができてしまっていたのではないかと思いますが、それを修理するように何かで補修してあります。





アップ。
大きなカケではなく小さなカケか釉薬の削げなどを補修したかったのでしょう。

なんの素材で補修したのか分かりませんが、ポットが少し青みを帯びた白に対し少しクリームっぽい色ですのでよく見ると分かるという具合です。



 上から見ると補修跡は見えにくいんです。



 下の方を見ると分かりやすいです。

ただ、ポットを下から見る状況というのは滅多にないのではないかなぁ~?とは思います。


 口を正面から。
「ほっ」みたいな。笑



 そして本体の側面にはシミが見られます。



 本体上部の口径部分には、カケが2か所。
一番左の窪みは、蓋の滑り止め用の窪みです。



内側の貫入とシミの様子。
見えますでしょうか?
貫入からしみたシミなどが見られます。



 内側の底に素地や釉薬のムラによる小さな突起など。



 濾す部分にシミが見られます。



美しいフォルムの持ち手部分。



 持ち手の接続部分に一部浮きのみられる箇所があります。(上の写真でいうと下の付け根当たりです。)



上の写真のアップ。

製造時にこの状態だったと思いますので、使用されてきた様子を見ると特に問題はないかと思います。

ですが、このお品はコレクション用として大切にしてくださる方へお勧めいたします。



ほんのり青っぽい釉薬で引き締まった白が、とてもクレイユエモントローらしさを醸し出していて本当に素敵です💕


 年代は19世紀中期。




まとめますと、
*蓋にヒビ
*側面にシミ
*注ぎ口に修理跡

以上が気になる方には気になるであろう部分で、他にも小さなことはあります。
それにしても表面はツヤツヤで、本体に大きなヒビなどがないのが救い。
この状態でよく保存されていてくれました!

と感謝したくなるくらいにお勧めのお品です💕


美しいレリーフを見るだけでもご覧になって行ってくださいね~~~(*^^*)



実用には向いていませんが、イメージ写真を♪笑

どんなに素敵なティータイムだったのでしょうね(´-`).。oO
ああ、19世紀の中ごろのフランスにタイムワープして、お茶してみたい💕


不具合部分が目立たずきれいに見える角度♪




ほ~っ・・・💕


美しい・・・(´-`).。oO


☆☆☆



完売いたしました。(*^^*)
MERCI♡♡♡


オーナー☆イデコ