2016年5月23日月曜日

カンヌの想い出♪ MAUCHELIN モシュリンヌ スーベニア ツバメの木製ボックス

こちらにたどり着かれる方はきっとモシュリンヌで検索されてくることと思います。


モシュリンヌというと「小箱」を想像されると思いますが、今回こちらでご紹介させていただくのは「大箱」なんです。笑


 左のが今回ご紹介のお品で、30.3㎝X22㎝の高さが15.5㎝のものになります。
右側の小さいのは切手を入れるためのやはりオリーブの木でできた小箱になります。
http://ideco.ocnk.net/product/3674

 モシュリンヌと言うとなんだかフランス語に聞こえますが、スコットランド地方の村の名前で、19世紀に色々なタイプの小箱が楡の木やプラタナスの木で作られたのだそうです。
19世紀の終わりごろにお土産として流行り、ヨーロッパの観光地でも作られるようになりました。

観光地の風景の柄、スミレやミモザ、ツバメなどの当時の流行の柄が取り入れられ、観光地の土地の名前の入っているものが多い気がします。
このBOXは南フランスのカンヌのスーベニアだったようで、Cannesの文字が入っています。


元気に空を飛ぶツバメの様子が見て取れます。
カンヌらしく、真青な地中海のと言っても青くはありませんが、地中海とコートダジュールに生息する植物ヤシの木やアロエ系なのでしょうかね?サボテンのような植物らしきものが見られます。

 ペンケース、アクセサリー、切手用の小箱など、私が見かけるものは小さいものが多いのですが、この木箱は大変大きい。。。

そしてかなり渋いアンティークの雰囲気ばっちりのお品です。



 フタに当たる部分には黒い少し浮き出たラインでツバメが表現されており、また彩色がされています。
よーく見るとツバメの色は白黒だけではなく、グリーンがかったグレーのような色でも彩色されています。

とても繊細な手作業で作られたお品です。

残念な点と言えば、亀裂が何カ所かに見られるところでしょうか。
大きな箱ですし、古いものですので残っているだけ貴重と言えば貴重なのかもしれません。

写真が白っぽく反射してしまって、すみません。
お色は一番初めの写真を参考になさってくださいませ。m(__)m

フタを横切る1本のラインをはじめ、裏にも亀裂が見られます。
特に釘で止められている箇所から亀裂が始まっています。
ボロボロという訳ではありません。

実物を見ていただけないので、こうして注記するところはアップでご覧いただいておりますが、最後の方で全体像を見てみてください。

アンティークとして見れば、それほど気になるものではないような気がいたします。



 地中海にヨットのような船が浮かんでいますね。
そしてコートダジュールの植物♪


 右下にオリーブの木の特質でしょうか、キズのように見える部分があります。


 左上のツバメのアップ。
虫を捕まえるところですね。


 右下のツバメのアップ。
こちらも虫を捕まえようとしている最中。
何の虫でしょうか?


 フタの全面にCANNESの文字と、本体にカギ穴が空いています。


 サイドの様子。
角々には風化が見られます。


 後ろ側。


 もう片方のサイド。
上の方が焦げた感じになっています。



 角には接着剤のような形跡が。
修理された跡のようですね。


 前面左側の角です。


 内側の様子です。


 フタがぱかーんと開いてしまわないように、左側にピンクのリボンで止めてあります。





 角の接着剤のあとのような箇所が角に見られますね。


フタの裏側の亀裂の様子です。


 フタの裏側の亀裂の様子です。


 本体の底の亀裂の様子です。
それと隅には汚れが見られます。
(水は使わずに、ほこりを払う程度に軽くお掃除してあります)

 隅っこにシミ。




 本体の底には大きな亀裂の他に、釘の打たれた場所から始まっている亀裂もいくつか見られます。






 裏側の様子。
こんなに大きな亀裂があるとグラつくのでは?
と思われるかもしれませんが、持っただけで壊れる事はなく安定していると思います。
もちろん落としたりしたら危ないと思いますが、ぶつけた程度では壊れる事はないかと思われます。


 表面のキズの様子。


 黒で引かれたツバメのラインが浮き出ているのが分かりますでしょうか。


 カギ付きです。

この鍵、オリジナルのものではないのか奥まで入りません。
しかしながら、回せばきちんとカギがかけられるようになっています。


上の写真のように浅くカギをさして回す様になります。


 かなり存在感のある大きなモシュリン箱。
こんな大きなモシュリンは初めて見ました。笑


 とっても渋い柄ですね。
小さいのもかわいいですよ♪

1900年~1930年の間にカンヌへ旅行すると言ったらフランス人でもお金持ちだったでしょうから、このような大きな想い出を持ち帰られたのでしょうね。
大切に使われてきた形跡の見られる、これからも大切な存在になるお品です。



素敵なオリーブの木の大箱です♡







☆☆☆☆☆






完売いたしました!
MERCI♡

オーナー☆イデコ

2016年2月19日金曜日

19世紀 ドイツ製 クリームウェア パニエ陶器

クレイユやウェッジウッドのクリームウェアではこのパニエ、見たことがある方もいらっしゃるかと思います。

今回のお品ものはドイツ製のクリームウェアになります。


クリームウェアの名にふさわしい優しいクリーム(むしろアイボリー)色で、底にパニエのレリーフのプレートが敷いてあり周りを編み込みで囲んでいる手の込んだ器です。

作るのに手がかかる事でしょう。
製作工程を考えただけでも頭が痛くなりそうです。笑

そして編み込み部分のパーツたちはなぜか軽くできているんですね。
見たことがないので分かりませんが、まるで編み込み部分のパーツたちは中空仕上げになっているかのような。


そして形は素敵なオーバルタイプです。



編み編みに一体どれくらいの時間が費やされてのでしょうか。




職人さんの丁寧な作りは今の職人ではなかなか真似ができないでしょうね。
特にヨーロッパの方には。
なんて失礼な。笑



キズなどは見られずきれいな状態です。
美しいでしょ?

ここからいくつかのヒビのアップになります。

ヒビ①
 編み込みにヒビが数か所見られますが、強度にはさほど問題はありません。
この手のクリームウェアのパニエ陶器の多くにはこうしたヒビが見られます。
特質上どうしてもできてしまうのでしょうね。
今までクレイユやウェッジウッドなど、このタイプのパニエには何回か出会っておりますが、こうした小さなヒビのなかったものには出会ったことがありません。(とは言えお値段がお高いですから、正直仕入れたのは今回が初めてです!)




 ヒビ①を側面から見たところのアップ。




ヒビ②と③
両方ともお互いに近い場所にあります。




 ヒビ④




 ヒビ⑤



 これは製造時にできたつなぎ目のようです。


 ヒビ⑥
数を数えると多く思われるかもしれませんが、どれもグラつきはなく丈夫な状態です。
個人的にはこれでもかなり状態は良い方かと思います。

きっと編み込まれている事によって、編み込み同士が強化されているんでしょうかね。
お皿と違い頻繁に洗ったり動かしたりするものではないと思いますので、今後ダメージがつく事も少ないでしょう。



 裏側。
脚裏にカケが1か所あります。
上の写真で言うと脚の上の方少し左側になります。



 製作時にできた亀裂が数か所。
一番左の中央あたりにシミが見えています。
表にはシミはありません。



サイドから。



オーバルですので、別のサイドから。



 艶も良く美しいパニエです。



重たいものは乗せるのがちょっと怖い気がしますが、大きなオレンジとリンゴを入れてみました♪



編み編みの軽い感触がミステリアスな雰囲気でなんとも言えません♪



何も入っていなくてもとても絵になる、



佇まいの美しいお品です♡




☆☆☆☆☆

MERCI♡♡♡
完売いたしました♪

オーナー☆イデコ

2015年12月27日日曜日

18世紀 お花のレリーフ クリーム色のお皿


大変美しいお花のレリーフのステキなお皿のご紹介です。
今回のお皿は少しクリーム色っぽいものになります。

窯はやはり判断が難しいのですが、ポントシュー窯もしくはソー窯などの18世紀中頃のフランス国営の窯のものになります。



美しいレリーフですね。
少しクリーム色がかっている理由は不明なのですが、同じものでも白っぽいものやこのようにクリームっぽい色のものなど差があるのはやはり当時の技術だからなのか、表面が風化してこうなったのでしょうか。



表面が風化と言っても、こちらもあまり使用感が見られずきれいな状態です。
漂白してあります。
シミはすぐに取れましたので、最近に少しだけ使われたのではないかと思います。


 全体像。



遠目だと分かりずらいのですが、アップにするとフチにヒビが見られます。



 更にアップ。




 貫通しているヒビです。
裏から見た様子です。



他には、フチに小さなキズや



カケ

 カケの部分を横から見たところ。



カケの部分を裏から見たところ。



他の部分にも小さなカケ。



横から見たところ。



貫入が少しと擦れて釉薬の剥がれているところが少し。



あまり使用感がなく、きれいです。
素材の特質上、ピカピカツルツルという感じではなく落ち着いた雰囲気です。

また作りも軽く、繊細なお品です。



表面のアップ


更にアップ。




裏側。


 製造時のキズ



 製造工程でできたダマのようなもの。



製造時のキズ。



柄のアップ

 こちらも柄のアップ



 横から見たところ。


 横から見たところ。
この写真では手前正面にかけている部分がきています。


陰影の美しいレリーフが素敵なお皿です。



 250年は経っているものですので、是非大切にしてくださる方へ。






☆☆☆☆☆



ご売約済みです♪
MERCI♡♡♡



オーナー☆イデコ