2020年4月21日火曜日

18世紀 Faience fine フランス東部 ファイアンスフィーヌ アイボリー色 花リム皿 

大変珍しい、18世紀のフランス東部のお皿2枚のご紹介です。

誰ですか、サルグミンヌの花リムみたいって思った方!

それは私の写真技術に問題があるからなんですけど💦、写真では伝わらない何とも言えない雰囲気があるのです。

それは18世紀のフランス陶器だから。

実物を手に取って見ていただきたい、と切に思うお品です。


2枚の花リム皿は、おそらくリュネビル、サンクレモン、ストラスブールなどの東部の窯のものになると思います。

裏を見たら分かりますが、この当時のフランスの窯のものに刻印があるのは滅多にない事で、この2枚も例外なく刻印は見られません。



 右上が#1・左下が#2

お色はアイボリー色です。
イギリスのクリームウェアから来ているこのお色、フランスでは少し白っぽくアイボリー色と言った方が合っているかと思います。



#1
人間らしさの出た花リムは、現代の大量生産されているセラミックには見られない良さがあります。

とは言っても18世紀のお皿、サルグミンヌの20世紀の花リムみたいに日常使いするようなお皿ではありません。
たまに出しては眺めて、デザートなどに、お客様に見せびらかしてあげてください。(笑)




#1



#1



#1
フチに製造時にできた亀裂や小さなキズたち。




#1
フチのキズやスレ



#1
フチのキズ



#1
フチに小さなチップ




#1
素地ムラ




#1



#1
表面にカトラリーのキズ



#1





#1
裏の素地ムラ




#1
フチにスレが一部




#1
スレの少ない面



#1
全体からすると、大変良い状態と言えるでしょう。
250年程昔のものですから、このお皿が辿ってきた歴史を考えると、相当状態がいいともいえると思います。
個人的には。




#2
2枚目です。



#2



#2



#2
フチにチップやキズ




#2
小さなキズ




#2
シミ




#2
シミ




#2
表面にカトラリーのキズと、素地か釉薬によるムラでポツンポツンと小さな窪みが見られます。



#2
それでもやはり、250年も前のもの、大きなダメージはなく小さな事で済んでいますから、大変状態が良い方だと思います。




#2
なにより、このお皿が持つ雰囲気。。。

写真では伝えきれません!

ただ単に写真下手なだけですが。。。
そどうやってたら伝わるんでしょうね。




#2




 #2
釉薬のムラ



 #2
サイド




手前が#1・左奥が#2




左が#2・右が#1

とっても雰囲気のよろしい、素敵なお品です♪

是非お手に取っていただきたいと思います💕


☆☆☆


以上のお品ものは、次回の更新でお目にかかれます。
詳細はそちらをご覧ください♪

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