2022年4月14日木曜日

18世紀 マルセイユ窯 白釉にお花の絵付けプレート 3点

 美しい絵付けのマルセイユ窯のプレート3枚奇跡のように入荷しています。


白釉に渋い色味での絵付けが素晴らしいプレートたちです。


この、中央から外れた場所にお花の絵付けがされている、またお花が大輪のブーケではなくのに咲くお花が放り投げられた瞬間または落ちた様が描かれていて、とっても情緒的です。

この不規則であるように見えて、実は規則正しいリムのフォルムもマルセイユ窯のプレートらしいところです。
ビオラが可愛いですね。
いつの時代もお花を可愛いと思う気持ちは変わりません。


状態いろいろありますが、1枚目は外見が全く綺麗なのですが、置く際にびよーんという鈍い音がします。
内側の見えないところにヒビが入っているようです。


飛び散った葉っぱもところどころに描かれています。




2枚めです。
少しづつ絵付けが異なり、マルセイユ陶器は日本では有名ではありませんが、フランスのコレクターさんたちはものすごい美しいお皿をたくさんお持ちです。
こうして同じシリーズだけど違う柄、を集めたくなる気持ちが分かります。


このような繊細な絵付けができていたのは、ストラスブールや一部の東部の窯、そうでなければポーセリンの窯しかなかったでしょう。

さすが雰囲気が違います。



はらり、

はらりと、

落ちる葉っぱ。



3枚とも完品ではありません。

でも目立つカケもヒビも表にはなく、綺麗な状態です。
本当に古いのかしら?と思ってしまうほど表面が綺麗です。





野に咲く花、名前はあるのでしょうけれど。


はらり、


はらり、、、

状態はUP後のオンラインショップで🙏



非常に美しく貴重なマルセイユのお皿たちです。

以上のお品ものは間もなくグルニエイデコのオンラインショップでお目見えいたします。


ギャルリーイデコ

オーナー☆イデコ

2022年4月12日火曜日

2枚のムスティエ お花の絵付け皿

中央にお花の絵付けがされたムスティエのお皿のご紹介です。

 

伝統的な柄のようです。
以前にじゃがいもの花のお話をしたことがありますが、

葉っぱの形が違いますので、他のお花なのでしょうか。
伝統的な柄だけに、じゃがいものキャンペーンのようなお話がまた、ありそうですね。

ぽってり白い釉薬に青、緑、黄色で絵付けされたプレートです。



中央のお花が丸っこくて可愛い、ですね♪


もう一枚はリムにもお花の絵。


黄色部分が山吹色のような濃いお色です。



なんのお花のでしょうか。



その他、ムスティエではありませんが、おふそらくフランス東部の白釉のプレートも2枚ご用意しております。

どうぞお楽しみに❣



引き続き、お荷物到着までお時間頂いてしまうケースが出てくるかもしれません。
2ヶ月以上かかっても待っていただける、とおっしゃってくださる方にはぜひご利用いただけたら嬉しいなと思っておりますm(_ _)m

オーナー☆イデコ



2022年4月11日月曜日

ボルドー窯 David Johnston ダヴィッドジョンストン クリーム色の食器3点

19世紀中頃のダヴィッドジョンストンのファイアンスたちは、イギリスのクリームウェアの影響を大に受けた作りです。


デイジーレリーフやどんぐりの見られるオークの葉レリーフなど、とってもイギリス的です。
またクリーム色の素地もイギリスのクリームウェアならではの色合いです。


イギリス人陶芸家達による、フランス製のクリームウェアです。
フランスではファイアンスフィーヌと呼ばれています。


この時代のものですので、なかなか完品には出会えません。
180年近くの年月が経っているものとして扱ってくださる方へ、もらっていただけたらいいなと思っております。

詳細はUP後のグルニエイデコのオンラインショップでご確認くださいませ🙏



ティーポットは蓋がありません。
状態などから実用は難しいですが、金継ぎしたりこの状態で気に入ってくださる方へ。


それにしても美しいデザインですね。
日本の鉄瓶を思わせるようなフォルムです。




最後はクレミエ。
小さなミルク用ポットです。

美しいフォルムとどんぐりのレリーフが可愛いお品です。




イギリスから700人もの陶芸家を連れてきたアイルランド移民のダヴィッド・ジョンストン、
ボルドー窯にイギリスのデザインを持ち込んでくれたお方です。
特に、1834-1845年の間とたいへん短い期間の窯になります。
かなりのやり手さんだったようで、早い時期にフランス人に帰化しており、窯が終わる前からボルドー市の市長さんにまで上がります。
窯の方はそれまでのイギリススタイルに人気がなくなり、後継者となるジュール・ヴィエイヤールを技術者として迎えます。(wikiより)

ジュールヴィエイヤール時代も期間は短く、20世紀を目前にして息子さんの時代に閉鎖されてしまいます。
いずれにしても、大変貴重なお品です。

クレイユエモントロー窯に比べると生産数の少ない窯です。 

大切にしてくださる方へ。


以上のお品ものは間もなくグルニエイデコのオンラインショップで販売いたします。


オーナー☆イデコ

https://grenierideco.com