2020年7月30日木曜日

Faience de MOUSTIERS 18世紀 ムスティエ お花の絵付けプレート じゃがいもの花

素敵なフォルムで素敵な絵付けのムスティエのプレートのご紹介です。





中央に可愛いお花の絵付け、そしてリムにはブルーで描かれた素敵な柄の変形オーバル型の美しいプレートです。




後でご紹介しますが、フチに見られる釉薬の削げ以外は大変良い状態です。





あ、もちろん製造上できる窯キズなどは普通に見られます。











中央のお花は、じゃがいものお花。

ブルーで線描きされ、自然な顔料のグリーンと黄色で色付けされています。


アンティークのムスティエをご存知のフランス人の間でよく言われるソラネーの花。

ソラネーはナス科の植物なのですが、このプレートに描かれているのはじゃがいもです。
じゃがいももナスも同じく茄子科になるのだそうで。




フチに釉薬の削げ。




フチに釉薬の削げ。





窯キズや釉薬の削げ。





横から見たところです。





窯キズ。





表面ピカピカです!!!




もちろん普通に、釉薬のムラなどは見られます。


でも、これだけ綺麗なんて奇跡💖





こういうところも気に入ってくださる方へ。


  

手描きの柄って素敵ですね。

こう、見入ってしまう👀





釉薬を乾かす際にできた窯キズ。






後ろはばってんマーク。





南仏のおおらかさの出た釉薬の乗り方。





ぽってり。












釉薬の削げが比較的多めの箇所。






こちらは少なめ。






表面はツヤツヤです。





じゃがいも料理を乗せたり。

南仏の田舎にまたとっても合うお品です。




最後の方になってしまいましたが、なぜじゃがいもの花なの?って思いますよね。

もともとは、薬剤師でもあり栄養学者でもあったパルマンティエ氏の推奨で、じゃがいもを普及させよう、というのが始まりでした。

じゃがいもキャンペーンとでもいうのでしょうか。
じゃがいものお花を晩餐会の際に王妃マリーアントワネットに身に着けて(もしくは持たせて)もらい、興味を惹かせたそうです。
それを断らなかったマリーアントワネットも素敵ですね♪
現代だったらじゃがいものお花を贈ったら怒られそう笑

ですが、それだけではじゃがいもは普及せず、ヴェルサイユ宮殿横の菜園にじゃがいもを栽培し、わざと日中衛兵に監視させ、でも夜には監視はつけず、そんなに美味しいものならと思わせ、盗ませて、広まっていったというお話です。



当時のフランスらしいエピソードだなって、思いました。

じゃがいもが18世紀半ばまで普及していなかったことにもビックリですが、当時はじゃがいもを食べて病気になる人も多かったみたいです。
パルマンティエのところには多くの苦情が来ていたとか。
芽の出た青い部分も食べてしまっいたのでしょうかね???

皆さまもお気をつけを。

でも、こんなにポテトが普及しているとは当時のパルマンティエさんもビックリでしょう。笑

そうそう、牛ひき肉とじゃがいものお料理「アッシュ・パルマンティエ」はパルマンティエ氏の名前から来ています。

今は暑くて食べる気がしませんが、冬になったら作ってみましょうか。





じゃがいもの花の絵付け皿、じゃがいも普及キャンペーンの役割を果たしていたのかもしれません。




☆☆☆



以上のお品ものたちは、間もなくグルニエイデコのオンラインショップでお目にかかれます♪

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こちらをご参照くださいm(__)m
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ギャルリーイデコ 南仏陶器
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それではお楽しみに❣❣❣

オーナー☆イデコ


2020年7月29日水曜日

MOUSTIERS 18世紀南仏陶器 ムスティエ

ムスティエ陶器のご紹介です。

白釉のプレートが3枚、絵付けプレートが1枚の予定です。
※ 書いていて気がついたのですが、面白いお話もあるので、絵付け皿だけ次のブログでご紹介します。





ムスティエ独特のぽってり白釉が美しい、プレートたちです。





丸いフリルリムのプレートから。
今回のお皿は大きめのものがメインです。






指で形付けられた、フリルのようなリムが美しいプレートです。





フチに小さなチップと釉薬の削げなどが見られます。






そして写真左側の方、釉薬のムラが見られます。

窯に入れた際、まだ釉薬が乾ききらないうちに飛んだ灰が付いてしまったのでしょうか。

そんなところも気に入ってくださる方へ。






でも表面は艶もあり、大きなヒビかけはなく、アンティークとしては良い状態です。






フチの釉薬の剥がれの様子。





素敵なプレートです。
詳細はUP後のグルニエイデコのオンラインショップでご確認ください🙏







次は少し小さめのオーバルプレート。

扱い安い大きさです。






やはりぽってり白釉が素敵なお品。






窯の中で焼かれている最中にできたであろう、釉薬のムラ。

と、チップ。





チップ部分のアップです。

こちらも大きなヒビ、大きなカケはなく、アンティークとして良い状態です。







釉薬のムラも気に入ってくださる方へ。

とにかく長く引き継いでくださる方へ。

割れても引き継いでくださる方へ。

というのも、こちらのプレートは、代々の曾お祖父さまが使っていたというマダムから譲り受けています。
そういうことを聞くと、尚更、大切にしないといけない、と思います。

「うちでは使わないから」と譲っていただきましたが、曾お祖父さまのものですから、大切にしてくれる人にもらってほしかったと思います。

18世紀のものの価値を見出してくださる方へ。






製造工程でできるコブや、釉薬のムラなども、味があります。






釉薬のムラ部分のアップです。
トロンとして、なんだか可愛いでしょう?


















南仏のインテリアが合う、素敵なプレートです。






そして最後は美しいフォルムのプレート。






写真だと分かりにくいかもしれませんが、下地のテラコッタの色がうっすら透けて、素敵な色合いになっています。
















ツヤツヤで良い状態、と言いたいところですが、裏にアクシデントの跡があります。

乾いていると気が付かないものですが、濡らすとうっすらとラインが釉薬の下に浮かび上がってきます。




(2020/8/2)
写真わかりにくかったので新しいものに替えました!
これを撮るのに20枚くらい撮ってやっとの1枚です。

写真ヘタでスミマセン。。。💦




更に青で加工してみました。
この下辺りにラインが入っています。






表にもうっすら見えるはずなんですけど、2回め写真撮った際には表れませんでした。。。

でも少し貫通していると思います。

写真だと難しいです、すみません、、、

フチから入ったヒビとは違い、すぐに割れてしまいそうな状態では全くなく、安定していて本当に濡らした際に、ああアクシデントの跡があるのね、という印象です。

実用される場合は、水分の多いものは避けて、浸け置きせず、洗ったらすぐ拭き取って乾燥させてください♪






そうでなければ表面はツヤツヤで、やはりアンティークとしては良い状態と言えるでしょう。

こちらも長く引き継いでくださる方へ。






写真だけでは、このムスティエたちの良さが表現しにくいので、実際に手にとっていただきたいお品ものたちです。





南仏のおおらかさが表れた、本当に素敵なプレートたちです。




 




☆☆☆



以上のお品ものたちは、間もなくグルニエイデコのオンラインショップでお目にかかれます♪

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それではお楽しみに❣❣❣

オーナー☆イデコ