白いぽってりとした釉薬が素敵な、18世紀ムスティエのお品です。
オクトゴナル型のサラディエのご紹介です♪
南仏陶器の温かい雰囲気がでているおおらかな器です。
大きさもおおらか大きいのですが、オクトゴナル型のこのタイプの器はなかなか珍しいと思います。
壁に掛けられるよう穴も開いています。
そうとう古いものですが、状態は大変良く、お勧めできるお品です。
アンティークでも南仏陶器にはオリーブの木の取り分けカトラリーやプロヴァンス風キルトがとても良く似合います。
もちろん、南仏だったらこのまま木製の大きなテーブルにドカンと乗せていそうです。
真っ白で、この後に絵付けする予定だったのか、このままの製品だったのかと思うところですが、ムスティエのFouqueは白いものが多い気がします。
以前に扱ったことのあるお皿やスーピエールも白で柄の無いものでした。
今回のお品は18世紀のものにしては大変状態がよろしいんです。
大切に保管されていたのでしょうね。
1か所フチにカケが見られます。
それ以外は大きなカケもヒビも見当たらず、表面もツヤツヤです。
南仏陶器の良い所は、見えないが釉薬の下の土の温かさがほんわか伝わってくること。
以下気になるところだけ申し上げておきます。
先ほど申し上げました、1か所のカケのアップです。
最近できたものっぽいですね。
釉薬の乗り方にムラができている部分。
小さな点もしくは穴のように見えています。
そんな村は何か所かあります。
こんなホクロも可愛いと思ってくださる方へ♪
ツヤツヤでしょう?
内側を撮るのに大きいものだと重いんですよね。
この時も手がプルプルしていました。
落としては大変と心もプルプル。(笑)
すみません。
側面もツヤツヤ。
嬉しいのが裏面にきちんとFouqueの刻印が入っている事。
素敵な刻印です。
脚裏の村のある釉薬の掛かり方。
これも南仏らしいところ。
おおらかです。
おおらかなのかおおおざっぱなのか?
人間らしい一面の出た素敵な部分だと思います。
このぽってり感もたまりませんね~~~。
窯キズも、逆に嬉しい印です。
フチ奥側にカケが見えていますね。
この程度なら本当に美品と言っても良さそうなほどに状態がよろしいです。
テーブルの中央に置いて、大皿料理を皆さんで分け合ったり、本来の使い方であったであろう水差しの受皿としても絵になると思います。
これに合う水差しを見つけるのはまた難しいのですけれど。
味が出るまで大切に使ってくださる方へ♡
☆☆☆
MERCI BEAUCOUP !
オーナー☆イデコ