Armand FRENAISアルマン・フレネは、1877-1927年の間パリに存在したフランス国営の銀食器のメゾンです。
これだけ見てもわかりにくいかと思いますが、お食事用のカトラリーに比べると少し小さめです。
お客様からよく聞くのは、デザート用のカトラリーのほうが日本人にとっては使いやすい大きさだとも。
確かにフランスのディナー用のカトラリーは大きくて、慣れないともたついてしまうかもしれません。
上の写真は大きさを比較したものです。
右がお食事用のカトラリー、左がデザート用のカトラリーです。
デザート用なら重さも気にならず使いやすいかもしれませんね。
お食事でもデザートでも、お好きな場面でお使いいただけるかと思います。
箱入りです。
左がナイフ12本セット。
右の箱がスプーンとフォーク各12本づつのセットになります。
違う箱に入っていますが、同じモノグラムが入っていることから同じ持ち主のものだったことがうかがえます。
ナイフはナイフのメーカーが製造していたのではないでしょうか。
ナイフが完成した後に、アルマンフレネ製のハンドルのシルバープレートの部分と繋ぎ合わせたのでしょう。
今回のナイフの刃はさびやすい鋼製ではなく、シルバープレートのようなんです。
ようなんです、と言うのはステンレスでも鋼製でもなく、シルバーが少し剥がれているような部分が見られるからです。
純銀ではないと思いますが、シルバープレート製ではないかと思います。
お手入れがしやすいので便利ですよ♪
まずはナイフから。
12本あります。
表の方に、刃の部分にはPARISの刻印。
ハンドルの下の方にモノグラムが刻まれています。
モノグラムとは、イニシャルの事で新婚夫婦のふたりのイニシャルが入っています。
PとCかな~?と思うのですが、いつも判別が難しいこの合わさったモノグラムです。
PとCもしくはGとCかもしれません。。。
裏側はシンプルに。
左側のナイフとハンドルの接続部分に修理らしい跡が見られます。
一度取れてしまったのでしょうか。
1、2本このような修理されて少し間が浮いたものが入っています。
右側は修理跡のみられないもの。
修理跡が見られるのは1本か2本になります。
黒ずみは磨いていただければ取れるものがほとんどだと思います。
素敵なモノグラムはPCかGCだと思うのですが、判断が難しいところです。。。
おそらく結婚する際に持たされたカトラリーセットだと思いますが、花婿さん、花嫁さんのおふたりのイニシャルが丁寧に1個づつ刻まれています。
刃の部分はシルバープレートだと聞いており、私もそうではないかと思いますが、シルバーの剥がれが見られる部分が一部に見られます。
刃の表面のキズの様子。
PARISの刻印は嬉しいですね♪
刃は何度も研がれているようで、まっすぐなものそうでないものと見られます。
持ち手の上の方に刻印があります。
刻印
そして、スプーン。
スプーンの長さは約17.1㎝。
黒ずんでいるものが左に見られますが、これも丁寧に銀食器磨きで磨いていただければきれいになるのではないかと思います。
持ち手の裏側に美しいモノグラム。
PCかGC。
植物モチーフのレリーフも美しですね♪
モノグラムの詳細。
表面にキズは普通にみられるものの、銀の剥がれはないようです。
後ろ側の詳細。
ロココ風なレリーフが素敵ですね♪
スプーンのレリーフ詳細。
スプーンのレリーフ詳細。
モノグラムは裏側になります。
これは表側です。
刻印
刻印
そしてフォークのセット。
長さは約17.5㎝。
一番左の黒ずみも丁寧に磨いていただければきれいになると思います。
スプーンもそうですが、箱に入っていた位置により酸化して黒くなったのではないかと思います。
アルマンフレネのデザインは、繊細なものが多いと思います。
作りが細目でエレガント、レリーフも美しく繊細です♪
フォークの先端の部分の詳細。
フォークの先端の部分の詳細。
フォークの先端の部分の詳細。
裏のレリーフ。
ロココ調で素敵です♪
モノグラムPCかGC。
美しいモノグラムですね。
一つ一つ刻まれたことを思うとなんて手のかかったお品なんでしょう。
キュっと細いところがエレガントですね。
刻印。
3つ並べてみるとこのような感じです。
モノグラムがある側。
テーブルセッティングの際にはこちら側を上に向けてセッティングします。
モノグラムのない側。
箱にきっちり詰まっております。
ナイフは別箱に。
二つの箱で収納する際も便利ですね♪
セッティング例。
お皿はデザート用の直径21㎝程のものです。
この美しさを是非みていただきたい。
素敵なセットです。
完売いたしました♪
MERCI♡♡♡
MERCI♡♡♡
オーナー☆イデコ